2024年07月07日 – 週間 Chromebook ニュース (24024)

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今回の Talk on Chromebook by HelenTech は「この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ」の2024年第24回目をお届けしていきます。

対象にしているニュースの期間は2024年6月29日から7月5日までとなっていて、今週はChromeOSで発生している問題と開発中の新機能に関する話題です。

目次

ChromeOS 126 で日本語入力の変換候補に問題が発生

現在、最新の ChromeOS のバージョンである ChromeOS 126 では、日本語入力時に表示される変換候補に問題が発生しています。

この問題は、変換するときに表示される候補が正しく表示されておらず、空欄で表示されてしまうという問題です。変換候補のリストを一週すればちゃんと表示されるようになりますが、変換される文字を確認することができないため、かなり不便な状態になっています。

また、ベータチャンネルなどで試してみたところ同様の問題が発生していることから、広く影響が出ている可能性があります。

修正に取り組まれているとは思いますが、問題の修正を確実にするためにも余裕のある Chromebook ユーザーはフィードバックを送信するようにしてください。

フィードバッグの送信の仕方については、Chromebook の [設定] アプリを開いて、[ChromeOS について] という項目のなかにある [フィードバックを送信] から行うことができます。

MediaTek の新しい MT8196 チップセットを搭載する Chromebook が開発中

現在、MediaTek がプレミアムな Chromebook 向けに MT8196 と呼ばれるチップセットの開発に取り組まれていることが報告されています。

このチップセットの詳細はまだ明らかにされていませんが、チップの命名規則から2022年に発表された MT8195 の後継である可能性が高く、現在市場で広く採用されている Kompanio 500 シリーズや800シリーズよりも上の、1000シリーズになる可能性があります。

2022年に発表された MT8195 は Kompanio 1380 と呼ばれており、MediaTek が Chromebook 向けでリリースしているチップセットのなかでは最もパフォーマンスの高いものでした。

しかし、実際にKompanio 1380を搭載してリリースされたデバイスは、Acer Chromebook Spin 513 と HP Chromebook x360 14b の2つだけで、それらも広く展開されたわけではなくいつの間にか市場からは消えています。海外でのレビューなどを見る限りでは、Kompanio 1380 のパフォーマンスはなかなかのもので、悪い機種ではなかったように思いますが、なぜかその後が続きませんでした。

今回、この後継となるチップが開発されているわけですが、おそらく Chromebook Plus 向けのハイエンドチップとしてリリースされる可能性が高く、パフォーマンスもさらに向上していることが期待できます。

また、現在開発に取り組まれている「Rauru」と呼ばれる Chromebook が MT8196 を搭載する可能性が示されており、このデバイスの詳細もまだわかりませんが、Google は今後も MediaTek のハイエンドチップセットを Chromebook でも採用していくと思われます。

MT8196 を搭載するデバイスがいつリリースされるかはわかりませんが、開発の状況からは来年登場する可能性が高そうです。

以上が、今回の「この1週間であった Chromebook 関連のニュースのピックアップ」となります。

この他、Chromebook に直接関係はありませんが、いくつかのニュースがありましたので興味のあるユーザーは合わせてチェックしてみてください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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