この記事では、2024年12月07日から12月13日までの間にあった、Chromebook 関連の主なニュースをピックアップして紹介していきます。
直近の1週間では、ChromeOS 131 へのメジャーアップデートのリリースと、MediaTek MT8196 の新たなベンチマークが発見され、Google Workspace 周りでもいくつかの便利な機能が導入されました。
ChromeOS 131 へのメジャーアップデートが展開
予定されているスケジュールから1週間遅れとなりましたが、サポートされている ChromeOS および ChromeOS Flex デバイスに ChromeOS 131 のアップデートが無事に展開されました。
管理者向けのリリースノートは先週すでに公開されており、管理者向けに ChromeOS Flex のリモートセットアップなどいくつかの機能と、ユーザー向けにセーフティリセットと点滅による通知などが導入されました。また、一時的に消えていた Google カレンダーウィジェットのマルチカレンダーサポートも復活しました。
MediaTek MT8196 のベンチマークが再登場
今年6月に最初に報告されている、未発表の MediaTek MT8196 チップを搭載した「Rauru」ベースボードの「navi」の新しいベンチマークスコアが Geekbench に登場しました。
今回発見されたスコアは、シングルコアが大体2,180、マルチコアが大体5.980程度となっていて、9月に発見されたベンチマークスコアから約20%以上改善されています。スコアだけで判断すれば、その結果は Intel Core i5-1235U や i7-1265U など第12世代から13世代のチップに匹敵するスコアとなりました。おそらく Chromebook Plus デバイスとして発表されるはずです。
このモデルがいつリリースされるかはわかりませんが、ここ最近は積極的に開発が行われているため、来年前半には登場する可能性があります。また、どのメーカーがリリースするかもわかりませんが、候補としては、今年 MediaTek と積極的に協力している Lenovo か、以前ハイエンドチップ Kompanio 1380 を唯一採用した Acer になると予想されます。
Lenovo IdeaPad Flex 570i Chromebook Plus のレビューを公開
今週は国内で発売されている Lenovo の Chromebook Plus モデルのうち1つ、Lenovo IdeaPad Flex 570i Chromebook Plus のレビューを公開しました。
このモデルは14インチのコンバーチブルタイプで、アスペクト比 16:10 を採用した 1920×1200 ディスプレイを搭載、Intel Core i3-1315U と 8GBRAM、256GB SSD を搭載したモデルです。USI ペンも同梱され、Plus モデルなので 1080p ウェブカメラや AI 機能などをサポートしています。
パフォーマンスも十分で全体的な使い勝手は良く、とくに国内では指紋センサを搭載している Plus モデルは貴重です。しかし、日本語配列キーボードのエンターとバックスペースが窮屈で使いづらいことと、重さが約1.58kgあることで持ち運びが若干面倒な点がネックでした。
その他の関連ニュース
主に Google Workspace 周りのニュースですが、個人の Google アカウントと Google Workspace アカウントで Chromebook を利用するユーザーに、便利な機能がいくつか導入されています。