Chromebookと切っても切り離せない関係なのが、Chrome OSのアップデート保証期間とも言える”自動更新ポリシーの期限”です。
これについては、以下の記事で紹介しているので詳しいことはそちらでご覧頂くとして、この自動更新ポリシーというのはChrome OSにはすべて設定されているもので、期限が来るとOSの自動更新がされなくなり、セキュリティ面でリスクを追い新機能なども使えなくなってしまいます。
Googleは、昨年に一部の機種を対象に自動更新ポリシーの延長を明らかにし、今年になってからこれまで5年程度が期限と定められていたものが、新しい機種については最長8年になることが発表されています。
そして今回は、さらに最長9年という自動更新ポリシーを持つ機種が登場しています。
最長2029年6月までと9年間のサポートがある機種は、AMDのRyzenを搭載した「HP Pro C645 Chromebook Enterprise」と「Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook Enterprise」の2機種となります。
- HPが初のRyzen搭載「HP Pro c645 Chromebook」発表。12月頃に販売予定
- Lenovoが「ThinkPad C13 Yoga Chromebook (Enterprise)」を海外で発表しました
Googleが最長9年サポートについて公式発表をしているわけではありませんが、Googleの公式情報として掲載している自動更新ポリシーのサポートページ内に掲載されていますので、まず間違いではないでしょう。
これによって、少なくとも直近で発表されたEnterpriseモデル(Ryzen搭載とも言えますが)は、2029年までサポートを受けることができるようになります。
ただ、さすがに9年も使うとハードウェア的な問題が生じてくる気がしますが、それでも長く使うことのできる保証がされているというのは、良いことですよね。
今後、最長9年というポリシーを持つ機種が増えてくることは予想できますが、どのモデルが対象になるのかは現時点では明らかになっていませんので、ポリシー期限には注目してもらえればと思います。