今週のはじめ、Snapdragon 7cを搭載する「Acer Chromebook Spin 513」がヨーロッパで入手可能となったことをお伝えしました。
国内でも未発売ですが、Snapdragon 7c搭載モデルがシャープから発表されているため、今後Snapdragon搭載モデルが話題になることは予想できます。
しかし、現時点ではSnapdragon 7cの実力が未知数のため心配な人も多いと思いますが、今回海外でSnapdragon 7c搭載Chromebookの性能調査に関するレポートが登場し、「Pentium Silver N5030搭載のChromebookとほぼ同等」という結果が出ていますので、一つの安心材料になるかと思い紹介しておきます。
報告されたレポートでは、Octane、Geekbench、Jetstreamなどのベンチマークに加え、Zoomを利用したバッテリーテストの結果なども掲載されています。
Snapdragon 7c搭載のChromebook以外に比較対象として用意されているモデルは、MediaTek MT8183を搭載する「Acer Chromebook Spin 311」、Pentium Silver N5030を搭載する「Hp Chromebook x360」、Celeron N4020を搭載する「Aer Chromebook Spin 311」となっています。
今回はレポートから簡単に結果を抜粋しますが、スコアはPentium Silver N5030とほぼ当程度かやや上回るものとなっています。
続いてGFX BenchのGPUパフォーマンスの結果ですが、他のCPUよりも高い結果となり非常に良好であることがわかります。
この他のいくつかに関するベンチマークの詳細は参考元のPDFをご覧頂ければと思いますが、総じて高い結果を残し、とくにグラフィックス性能に関しては現行CPUよりも改善が期待できます。
またバッテリーテストの結果も良好で、パフォーマンスとしては申し分のないChromebookになる可能性があります。
Acer Chromebook Spin 513の約400ドルから展開される(非LTEモデルですが)として、Celeron以上Pentiumと同等の性能、バッテリー駆動時間は長い…となるなら、かなり良い選択肢になるかもしれません。
国内でも展開が期待されますが、そのタイミングがいつになるのか、価格はいくらになるのかが気になるところです。
今回のレポートの詳細については、以下のページからPDFを閲覧することができますので、興味のある方はチェックしてみてください。