昨日、PFUがドキュメントスキャナーの「ScanSnap」シリーズに新機能の追加と、Chromebookに正式対応したアプリケーションのリリースを発表しています。
ScanSnapのアップデートで、宛先メールアドレスを設定しておけばPCなどを利用せずスキャンデータをメールで直接送信できるようになり、メールと連携できるサービスを組み合わせ、チャットツールに投稿したりFAXの送信なども行えるようになります。
Chromebookの対応としては、モバイルアプリの「ScanSnap Connect Application」を利用することで、Wi-Fi搭載のScanSnapとChromebookをワイヤレス接続させることができ、PDF/JPEGファイルとしてスキャンしたイメージデータを保存することができるようになりました。
Chromebookに対応するScanSnapの機種は以下のとおりです。
- iX1600
- iX1500(販売終了)
- iX500(Wi-Fiセットアップ時にWindows/Macで操作が必要)
- iX100(Wi-Fiセットアップ時にWindows/Macで操作が必要)
またChromebookで使える「ScanSnap Connect Application」とWindowsやMacで使える「ScanSnap Home」の機能の違いは以下のようになります。
ScanSnap Connect Application | ScanSnap Home | |
---|---|---|
OS | iOS iPadOS Android Chrome OS Fire OS | Windows macOS |
カラー自動判別 | ○ | ○ |
解像度自動 | ○ | ○ |
白紙ページ除去 | ○ | ○ |
サイズ自動検出 | ○ | ○ |
自動傾き補正 | ○ | ○ |
自動向き補正 | – | ○ |
裏写り低減 | ○ | ○ |
検索可能なPDFに変換 | – | ○ |
2つ折り/表裏合成 | – | ○ |
自動ファイル名生成 | – | ○ |
長尺読み取り | ○ 両面863mmまで 片面1,726mmまで | ○ 3,000mmまで |
マルチフィード検出 | ○ | ○ |
Chromebookでも機能としては十分だと思いますが、対応機種が案外限られているのは少し悩ましいところで、手頃な価格のモデルでもWindowsやMacなしでセットアップできるようになっていたら良かったと感じます。
しかしペーパーレスやテレワークに移行する中で、大量の書類をスキャンする必要があるユーザーなどは上位機種にしっかりと対応している方が安心だと思いますので、今回のアップデートはChromebookユーザーとして喜ばしいことですね。
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