最近ではスマートフォンに限らず、タブレットやノートパソコンでもデュアルスクリーンを搭載し、折りたたむことのできるモデルが増えてきました。
そしてその流れは、どうやらChromebookにも届いているようで、もしかしたら今後デュアルスクリーンの折りたたみ式モデルが登場する可能性が出てきたようです。
まず、Chrome OSでは外部モニタに接続すると、複数のディスプレイをひとつのモニターとして認識する「統合デスクトップモード」と呼ばれるモードを選択することができます。
これは Chrome://flags によって管理されているため、まだ正式なリリースではないようですね。
さらに、この機能は複数の画面にまたがるように表示させることはできるものの、実際に動かすにはどちらかひとつの画面でしか操作することができません。
要は表示だけ広がるけど、例えば上で画面表示させて下にキーボードを表示させて入力のように連動してくれないという感じですね。表示はまたがってできるけど、操作時はタブレットが2台みたいな印象です。
あと表示領域もかなりズレるというか、またがるけどまたがってない感じなので、実用的とは言い難いものだったりもします。
この機能は本来であれば、2つの画面にまたがっていても、どちらの画面からでも操作ができるというものなんでしょうが、結局のところまだ実装されずに開発途中として残されているようです。
しかし参考元によれば、これだけ長い間、Chrome OSの未リリースフラグとして残っているのは珍しいことですし、まだ開発は続けられていることを指摘しています。
また、マイクロソフトの新しい「Surface」デバイスが、デュアルスクリーンでWinodow 10Xをどう活用するかという記事が登場し、どうやらその挙動がChrome OSの「統合デスクトップモード」に近いということもあり、開発が続けられている理由とあわせて、もしかしたら今後デュアルスクリーンのChromebookが登場する可能性もゼロではないということを示しています。
説明を見た感じ、たしかに統合デスクトップモードと同じもののように思います。
とは言え、現時点ではOS側がまだまだ開発段階という感じですし、そもそもWindowsでも限られたモデルだけがデュアルスクリーン化しているだけなので、Chromebookに登場するというのはかなり先のことになると思います。
また、実際にデュアルスクリーンの実用性や使い勝手がどうなのかという問題も残されていますし、果たしてChromebookに必要なのかどうかという疑問も出てくると思います。
いずれにしても、現時点では開発段階のフラグからChrome OSでもデュアルスクリーンの挙動ができるようになること、そうなればChromebookでもデュアルスクリーン搭載モデルが出ても不思議ではないという可能性のお話ですので、今後に期待という感じですね。
というか、イマイチ使いみちがわからなかった統合デスクトップモードに意味と可能性があるってわかってよかったかも(笑)
参考 THIS CHROME OS FLAG COULD BE POINTING TOWARDS DUAL-SCREEN, FOLDING CHROMEBOOKS
参考 This is Microsoft’s vision for dual-screen apps on Windows 10X and Android