スマートウォッチ「Amazfit GTR 3」をレビュー。さらに使いやすくなった新モデル

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「amazfit GT 3」シリーズは、2021年10月12日に日本で販売を開始したZepp Healthのスマートウォッチの新モデルです。。

今回もディスプレイが円形の「GTR 3」と「GTR 3 Pro」、スクエアの「GTS 3」の2つの形状があり、それぞれ「GTR 2」と「GTS 2」の後継機種となります。Amazfit(Zepp)のスマートウォッチは何度かレビューしていますが、どれも非常に完成度が高く扱いやすいスマートウォッチとなっていて、その新モデルである「GT 3」シリーズも期待が持てます。

ということで今回は、「Zepp Amazfit GTR 3」の実機を提供していただく機会を得ましたので、レビューしていきたいと思います。

目次

実機レビュー

まずは「Amazfit GTR 3」の主な特長を紹介しておきます。

  • 1.39インチ AMOLED スクリーン
    • 454×454 最大輝度1,000nits
    • 強化ガラス、指紋付着防止コーティング
  • 最大21日のバッテリー駆動時間
  • 独自のZepp OS搭載
  • Bio Tracker PPG 3.0 バイオメトリックセンサ
    • 血中酸素濃度測定
    • 連続 リアルタイム心拍測定
    • ストレスチェック
    • 睡眠モニタリング
    • 健康分析とPAI 健康評価システム
  • 5ATMの耐水性
  • Alexa Built – in
  • 位置測定
    • GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS
  • Bluetooth 5.1 LE
  • ボディ素材 : アルミニウム合金
  • バンド素材 : シリコン
  • 45.8×45.8×10.8mm
  • 32g

これまでのモデルと同じく大型のAMOLEDスクリーンや各種生体センサーや健康管理システム、衛星測位システムも6種類に対応、最大21日の長時間のバッテリー駆動時間が特長です。

またAmazon アレクサがビルトインされているため音声操作も可能になっています。

専用アプリ「Zepp」を使うことで、文字盤の設定のデザインを変更したり細かい設定をすることもでき、もちろんスマートフォンからの通知表示機能にも対応していて、スマートウォッチとして必要十分な機能を搭載している高機能なモデルです。

同梱品と外観

では「Zepp Amazfit GTR 3」の詳細を見ていく前に、今回の内容物をチェックしておきます。

「Amazfit GTR 3」の本体とマグネット式充電器(USB-A)、日本語記載ありの取説というシンプルなセットになっています。

セットアップを進めるには複雑な手順は必要なく、スマートウォッチを起動すると表示されるQRコードを専用の「Zepp」アプリ(Android、iOSとも)を使って読み込めば、指示のとおり進めることで完了します。

また初回のセットアップ時にはアップデートも促されると思いますので、ちゃんとアップデートはしておきましょう。

ちなみに充電もこれまでと同じくマグネット式充電器(USB-A)となっていて、前モデルなどを所持していればそのまま流用も可能です。

磁石のせいで向き(位置)は決まっていますが実用上とくに問題はなく、小さいので持ち運びもしやすいです。

「Amazfit GTR 3」は、輝度1000nitsに1.39インチ、326PPIのAMOLEDを採用した高精細なスクリーンとなっています。

画面占有率は66%となっていてわりと大きめ、タッチ操作にもスムーズに反応してくれるので操作面は扱いやすいと思います。

スクリーンサイズに比べて厚みはなく軽めで、センサ部分のモッコリも大きくないこともあってそこまでないため、着けやすいことが特長です。

耐水性もあり全体的な質感は高いと思いますが、デザインの面で言えば文字盤の縁に時間のわかる線が入っていることで、ちょっと古い印象になっているのは残念でしょうか。これがなければもっとスタイリッシュだったと思います。あと毎回お伝えしていることですが、選べる文字盤が多い事自体は文句ないもののデザインは好みが分かれるものが多く、人によっては苦労すると思います。

「GTR 3」は竜頭が2つ搭載されていて、これも好みが分かれるところかもしれませんが機能や画面へのショートカットなどをアプリから設定することができるため、よく使う機能を登録しておけるので便利です。

ちなみに初期状態では、上の竜頭を長押しでアレクサ起動、単推しでメニュー画面、下の竜頭は単推しでワークアウトメニューを開くことができます。

これまでのシリーズと異なり、ひと目で変化があったとわかるのはベルト部分のデザインです。

素材は同じシリコンですが裏面には凹凸がついたことで、汗をかいたときや濡れた状態でも腕に貼り付くような感覚が少し軽減されたように思います。

ただ、人によってはこのベルトの加工がチープに感じることがあったり着けづらいということもあると思いますが、ベルトにはプッシュピンが採用されているため同タイプのベルト(22mm)であれば簡単に交換することができます。

サイズとピンさえ合えば別のメーカーのベルトでも構わないため、自由度は高いと思います。

機能・バッテリー・アプリ

スマートウォッチ内の画面をいくつかピックアップしますが、どの画面も見やすくなっていてこれまでのシリーズよりも使いやすいと感じます。

スクリーンのサイズも大きくタッチ操作にも素直に反応しますし、右上の竜頭を回転させることで画面をタッチせずスクロールすることもできるため、濡れた手であっても問題なく操作できます。

スマートウォッチの機能では、心拍や睡眠、ストレス測定など問題なく機能します、スマートフォンからの通知を受けることもできますので、機能としては必要十分だと思います。

またGPSもこれまでのモデルに比べてつかみやすく、運動時の表示も見やすくなっています。

最近、夜に1時間程度ウォーキングをしていますが、「GTS 2」などだとGPSを掴むのに時間がかかったり途中で途切れていたりもありましたが、「GTR 3」に変えてからは素早く、正確に測定できるようになっています。

Zeppアプリも使いやすく、ヘルスチェックやアクティビティの確認、デバイスの設定など必要な項目はしっかりとしています。

フィットネス機能が充実しているため、普段使いや日々の健康管理だけでなく、軽めの運動からスポーツまで幅広く使うことができます。

上記はAndroid(Google Pixel 6 Pro)アプリの画面ですが、iPhoneもほぼ同様の内容で一部通知設定などが異なる程度です。

最後にバッテリーについてですが、今回のバッテリーもかなり持ちます。

私の使い方では、毎日1時間程度GPS機能を使ってウォーキング、ディスプレイの常時点灯はなし(腕を上げて画面オン)、23:00~6:30は点灯オフ、それ以外の時間ではアプリの通知もオン、その他測定機能等はデフォルトの状態で、1日あたり焼約8%のバッテリー消費でしたので満充電の状態からだいたい12日は持つ計算になります。

そのため1ヶ月に2〜3回充電する程度で良いため、スマートウォッチの充電を手間に感じる人にはとても良いモデルだと思います。

まとめ

ということで、今回は「Amazon GTR 3」のレビューでしたが、日々の健康管理を主な目的として、プラスでアクティビティでも使いたい人、とにかくバッテリーの持ち時間を気にしたくない人には良い選択肢になると思います。

個人的にはこれまでのモデルよりも扱いやすくなっていると感じましたので、これから多機能なスマートウォッチを買おうか考えている人は、「Amazfit GT 3」シリーズを検討してみてはいかがでしょうか。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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