SOUNDPEATS Space を実機レビュー。手頃な価格のワイヤレスヘッドホン

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SOUNDPEATS Space を実機レビューした写真

今回の記事では手頃な価格で購入できる SOUNDPEATS のワイヤレスヘッドホン「SOUNDPEATS Space」の実機レビューをお届けします。なお、この記事は製品の提供を受けて執筆しています。

「SOUNDPEATS Space」は7,000円以下という手頃な価格ながら、最大35dBのアクティブノイズキャンセリングや 40mm 大口径ドライバー、ノーマルモードで最大123時間(ANCモードでは最大61時間)の連続再生が可能な大容量バッテリー、持ち運び時に邪魔になりにくいよう折り畳めるデザインなどが特長です。マルチポイントペアリングや3.5mm オーディオケーブルによる有線接続なども備えています。

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「SOUNDPEATS Space」の主な仕様と特長は次のようになります。

  • 40mm ドライバー
  • 最大123時間連続再生(ノーマルモード)
  • 10分の充電で最大12時間再生(2時間でフル充電)
  • 最大35dB アクティブノイズキャンセリング(ANC) 機能
  • Bluetooth 5.3 / AAC, SBC 対応
  • 65ms 低遅延ゲームモード対応
  • 3.5mm オーディオジャック、USB-C 充電ポート
  • マルチポイントペアリング対応
  • SOUND PEATS アプリ対応
  • 165*187*85mm / 約264g

7,000円以下のヘッドホンとして考えれば十分機能は揃っています。

目次

実機レビュー

まずは本体のデザインですが、イヤーカップの部分には「S」のロゴがデザイン性を持たせて大きく描かれています。このデザインは好みが分かれそうですね。カップ部分は折りたたむことができるため、持ち運び時には少しだけコンパクトにできます。

パッド部分は低反発ウレタン素材を採用しているため柔らかく、表面もベタつきなどを抑えるようになっているため長時間の装着にも耐えられます。

本体の重さは約264gとバッテリー駆動時間が長くても軽めなこともポイントです。フィット感や頭の締め付けも強すぎることもないため、装着感は悪くありません。ただ、湿度が高くなってくると少し蒸れる感じはあります。

「SOUNDPEATS Space」の操作はタッチではなくボタンとなっていて、左側カップの側面にはモード切り替えボタンと充電用 USB-C ポート、右側カップの側面にはボリュームボタンと電源(ペアリング)ボタン、3.5mm オーディオジャックがあります。

タッチによる複雑な操作を覚える必要はなく、シンプルに使うことができることも地味なメリットです。若干、ボタンの配置がわかりづらく直感的に操作することができないのが残念です。これも慣れれば気になりませんが、最初は戸惑いました。なお、ボタン操作は次のようなものがあります。

ボタン操作アクション
電源1回再生/停止
電話を取る/切る
2回アシスタント起動
着信転送
3回ゲームモード切替
1.5秒長押し着信拒否
音量 +1回音量を上げる
1秒長押し次の曲
音量 –1回音量を下げる
1秒長押し前の曲
音量 + と –同時に5秒長押しペアリングモード
ANC1回モード切替
(ノーマル/ANC/ヒアスルー)

唯一ネックなるのは電源のオンオフの押す時間で、電源をオンにするときには電源ボタンを3秒長押し、オフにするときには5秒も長押しする必要があり、押している時間が長いことに注意してください。正直、ここの操作性は良くないですね。

本体の充電は USB-C ポートを経由して充電でき、10分の充電で最大12時間の連続再生が可能になります。満充電も2時間で済みますが、もともとのバッテリー駆動時間が ANC オフで最大123時間、ANC オンでも最大61時間の長い駆動時間のため、たまに充電しておく程度でもバッテリー切れの心配をせずに使うことができます。ANCは利用できませんが、有線接続もできるため音楽だけでなくゲームプレイ用などにもちょうど良いですね。

操作性という点では、SOUNDPEATS Space には着脱検知機能が搭載されていません。そのため、ヘッドホンを外しても自動で音楽が止まらず、毎回手動で止める必要があるのでこれがあればもっと便利でした。

もうひとつ、ANC またはトランスペアレンシー(ヒアスルー)モードでは、自動的に電源がオフにならないことも注意が必要です。ノーマルモードで5分後には自動的にオフになりますが、Bluetooth に接続されていない状態である必要があるため、いずれにしても Bluetooth でデバイスと接続されている場合には手動で電源をオフにしなければいけません。こういった自動機能がないことは人によって使いづらさを感じるポイントだと思います。

あとはマルチペアリング時に、1台目も2台目も同じ「connected」だけでわかりづらいため、これらは今後の改善に期待です。

音質・ANC

では肝心の音質ですが、全体的にフラットな音で良くも悪くも「普通の音」だと思います。クセがないため聞きやすいですが、デフォルトのままだとやや軽く聞こえます。とは言え、好みの問題もありますがこの価格帯としては音は悪くありません。アプリからイコライザーの調整をすることで対処できる部分もあるものの、設定を変えても全体的に音が軽いという印象が拭えなかったので低音を強調させて聞きたいという人には物足りなく感じるかもしれません。

また、対応コーデックが AAC と SBC にのみとなっている点も注意が必要です。とはいえ、ワイヤレスで LDAC や Hi-Res などを必要としていないユーザーであれば、この価格帯のヘッドホンとしては良い部類といった印象です。ちなみにAUXケーブルで有線接続することでハイレゾに対応します。

続いて ANC (アクティブノイズキャンセリング)ですが、この価格帯としては効いていることが実感できるものの、劇的に違うというほどの変化はありません。オーバーイヤータイプということもあり、ANC をオンにするとノーマルモードに比べて周囲の音が少し遠く感じます。室外機や冷蔵庫、空調などの低めの音はカットされていると感じますが、モーターなどの少し高めの音に関してはノーマルモードとほぼ差は感じられませんでした。そのため、人の話し声なども普通に聞こえてきます。

ただ、音楽を流していればよほど近くで音が鳴るか、大きな音でない限りはそこまで気にならなくなります。そうは言っても、ANC に期待しすぎると少し物足りなさを感じるはずなので、おまけ程度に考えておくほうが無難です。

なお、ヒアスルー(トランスペアレンシー)モードは、やや増幅された(過剰な)音がするもののしっかりと周囲の音を取り込めており、実用的で十分な印象でした。できればANCとヒアスルーだけで切り替える(ノーマルを飛ばす)機能がアプリなどから設定できれば便利ですね。

アプリ

最後にアプリについてですが、アプリでは音量変更、イコライザーの設定、モードの切替、ゲームモードのオンオフ、ファームウェアのアップデートなどを行うことができます。ただ、相変わらずアプリを使うためにはログインが必須となるため、これらの機能を利用するためにはアカウントを作成しなければなりません。

ほとんどのイヤホン/ヘッドホンメーカーのアプリがログインなしでもほとんどの設定を利用できるなか、変わらずログイン必須であるというのはあまり好ましくありません。設定できる項目も多いわけではないため、これはそろそろ改善して欲しいですね。

まとめ

やや使いづらいところはありますが、価格なりとも言えますので音質などを含めてもこの価格帯であれば悪くはありません。バッテリー駆動時間の長さは魅力なので、持ち運びがメインでできる限り充電頻度減らしたい、長時間連続して使いたいといったユーザーは検討する価値はあります。

もし購入するのであれば、セールなどでより手頃な価格で購入できるチャンスがたびたびあるため、そういったタイミングを狙うことをおすすめします。

なお、2024/05/15 23:59 までは5%オフクーポンが提供されており、Amazon の販売ページのクーポンと併用することができます。クーポンコードは 【Space4513】となっていますので、ご利用ください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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