オープンイヤータイプのイヤホン「SOUNDPEATS RunFree」をレビュー

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今回の記事では、イヤホン専門ブランドとして国内でも展開しているSOUNDPEATSからリリースされた、オープンイヤータイプのワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS RunFree」の実機レビューをお届けします。なお、本レビューにあたり実機の提供を受けています。

「SOUNDPEATS RunFree」は、オープンイヤータイプを採用しているため耳を塞がず圧迫感がないこと、本体はニッケルチタン合金、肌に触れる部分は液体シリコン素材を採用しており約31gと軽量なことが特長です。さらに一般的なイヤホンと同じく空気を振動させて音を届ける方式を採用しているため、骨伝導を採用したイヤホンとは異なり骨への振動が起きず、あの何とも言えない感覚の骨伝導が苦手だと感じるユーザーでも使いやすくなっていることが大きなポイントです。

手頃な価格で購入できるという点も強みですが、Amazon プライムデーセール中は以下のクーポンも組み合わせることで約30%オフで購入することができます。

クーポンコード: RUNFREEH712

最終価格は4,826円とかなりお買い得価格になります。

SoundPEATS(サウンドピーツ)
目次

デザインと操作性

「SOUNDPEATS RunFree」はオープンイヤータイプのため、かなりシンプルなデザインです。肌に触れるシリコン素材はサラッとした触り心地で、装着しても違和感は特にありません。

長時間着けていても負担にはならず、骨伝導でないこともあって何とも言えない感じが後に残ることはありません。オープンイヤーで軽量、骨伝導ではないという点から長時間着けっぱなしにしたい人には良いイヤホンです。

しっかりとフィットするので、頭を振ったり軽く走る程度であればずれ落ちたりすることはありませんでした。汗をかいたあとでもベタつきなどはそこまで気にならず、エクササイズやスポーツをしながら音楽などを聞きたい人にはちょうど良いイヤホンだと思います。

装着したときに右耳側のボタン類が来ますが、耳裏にあるボタンを操作するような感じになります。

ボタンによる操作では、単押し、2回押し、3回押し、長押しを使い分けることで、再生/一時停止、ボリューム増/減、曲送り/曲戻し、ゲーミングモード(低遅延モード)のオン・オフ、電話を受ける/切る、着信拒否、割込通話、音声アシスタントの起動といったことができます。

電源ボタン部分がやや高めになっているため、装着したままでも位置の確認はしやすいのですが、それ以外の「+」と「ー」のボタンが感覚的にわかりづらいです。また、押し込みが少し硬めのため操作性はそこまで良くはありません。アクティビティ中の音楽のコントロールなどはスマートウォッチなど別の方法を経由したほうが良いかもしれません。

なお、充電はボタン類が配置されている側にあるUSB-Cポートを使って行います。水などが入らないようにシリコンの保護カバーで覆われていますので、それを外すとポートが見えます。

骨伝導を採用した高額モデルはマグネット式充電を採用していますので、そういうタイプに慣れているとやや手間に感じるかもしれません。手頃な価格ゆえにこういう点でも違いがあります。

操作性といえば「SOUNDPEATS RunFree」もアプリ(SOUNDPEATS)に対応しています。アプリを経由して設定できる項目は少なく、音量の操作とイコライザーの設定、ゲームモードの3つとなります。

シンプルとも言えますが、最小限の設定のみとなるためインストールするかどうかはイコライザーを調整したいかどうかになります。また、アプリを利用するためにSOUNDPEATSのアカウント作成が必須となるため、筆者としてはデフォルトでも問題に感じなければインストールする必要はないと思います。

音とマイク

実際に「SOUNDPEATS RunFree」を自宅やカフェ、徒歩移動で使ってみましたが、周囲に注意を向けられつつ音はしっかりと聞こえるので、周りに気をつける必要があるシーンで使いたい人にはありです。骨伝導と比べて、騒がしい環境では若干音が遠く感じますが、案外悪くありません。

オンイヤーやオーバーイヤーのヘッドホンなどに比べて音は軽く感じますが、「SOUNDPEATS RunFree」では低音を増強するために独自設計の「ラムダ型音響空間」が搭載されており、オープンイヤータイプであっても迫力ある低音を再現できるような工夫がされていることもあり、ちゃんと聞こえてくるという点で良いと思います。

音漏れに関しては、ある程度密着するような状況(電車で隣に座るとか)かつ音量をかなり上げていれば多少聞こえてきますが、少し騒がしい場所や距離がそれなりにあるような場所であれば、そこまで気にする必要はないと思います。

また、「SOUNDPEATS RunFree」は移動中や運動中だけでなく、オフィスなどで使うにもちょうど良く、マルチポイントに対応していることでパソコンでWeb会議用として使いつつスマートフォンへの着信も受けたいという人には便利です。実際に数日試してみたところ、ときどき2台目のデバイスに自動で接続されないこともありましたが概ね良好な動作で悪くありません。

今回も恒例のマイクテストを実施しており、自宅の比較的静かな環境とカフェ(スタバ)の2箇所で録音をしています。

自宅 / Pixel 7 Pro / Pixel Recorder
スタバ / Pixel 7 Pro / Pixel Recorder

マイクにノイズキャンセリング機能があるわけではありませんが、一般的なイヤホンよりも口元に近い位置にあるためかどちらの環境でも声をしっかりと拾っていました。Bluetooth 5.3のおかげか、通信も安定しているようです。

Bluetooth5.3
対応プロファイルA2DP,AVCTP,AVDTP,AVRCP,HFP,HID
対応コーデックAAC, SBC
バッテリー最長連続再生 約14時間
充電時間 約1.6時間USB-Cポート
防水規格IPX4
サイズ134.27×107.44×48.26mm
重さ31g
その他マルチポイントペアリング対応
公式によるスペックシート

ただ、あまり騒がしい環境だと周囲の音もしっかりと拾ってしまいます。静かな環境であれば落ち着いて通話やWeb会議で利用するにもほぼ問題はなく、自宅やオフィスで使うにも十分だと思います。

あとはオープンイヤーなので、あまり騒がしいと相手の声も聞きづらくなる可能性がありますのでそこだけ注意が必要です。

連続再生時間も最長14時間と長く、通勤・通学時はもちろん、長時間のエクササイズやスポーツで使用する場合でもおそらく問題はありません。IPX4防水も備えていますので、汗をかいたときや雨が降ったときでもデバイスに影響は出ません。オフィスも含めて様々なシーンで活用ができます。

まとめ

骨伝導技術を使用していないおかげもあって、「SOUNDPEATS RunFree」の通常価格は6,680円と比較的手頃な価格で購入することができます。メジャーブランドの骨伝導採用のオープンイヤータイプイヤホンは安くても1万円は超えてくるため、その半額近くで購入できるという点は大きなメリットだと思います。

そのため「SOUNDPEATS RunFree」は、骨伝導が苦手な人やオープンイヤータイプを手軽・手頃な価格で試して見たい人におすすめの1台です。通勤・通学、運動中やオフィスでの利用と様々なシーンで使いやすく、マルチポイントに対応している点も魅力ですので、これらのポイントが合うと感じる人は検討してみてはいかがでしょうか。

SoundPEATS(サウンドピーツ)
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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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