今回の記事では、トリニティのモバイルデバイス向けアクセサリーブランド Simplism (シンプリズム)から、Google Pixel 8a 向けのスマホケースを4つ紹介していきます。なお、記事執筆にあたり製品の提供を受けています。
このSimplism ブランドは、昨年の Pixel 7a から Google Pixel スマートフォン向けのアクセサリーを提供しており、Pixel 8a ではラインナップを拡充してカバーのフリップノートケースなどもリリースしています。この記事で紹介している4つのスマホケース以外にも多数種類があり、Pixel 以外のデバイス向けにも豊富なラインナップがありますので、興味のあれば一度チェックしてみてください。
今回は多数あるラインナップのうち、Google Pixel 8a 向けとなる「Google Pixel 8a [FlipNote] 耐衝撃フリップノートケース」、「Google Pixel 8a [GRAV] 衝撃吸収 ハイブリッドケース」、「Google Pixel 8a [GLASSICA] 背面ガラスケース」、「Google Pixel 8a [Turtle Solid] 超精密設計 ハイブリッドケース」の4つをレビューしています。
Google Pixel 8a [FlipNote] 耐衝撃フリップノートケース
最初に紹介するのは4つのカードポケットを備えて、スタンド代わりにもなるカバー付きのフリップタイプスマホケースです。
今回紹介しているのはカーボンブラックというカラーですが、これ以外にもブラック、ネイビー、ブラウン、ワインレッド、グレージュ、ピンク、ブルーといった色が用意されているため、好みで選ぶことができます。
表面はレザー調の質感となっていて、生地強度を向上させた不織布を使っており、一般的な PU 素材に比べて高い耐水性と耐久性を備えています。触り心地も悪くありません。
また、ケース表面も硬すぎないので握りやすく、厚みもそこまであるわけではないので、ポケットなどに入れるときにもかさばり過ぎないということも良いところです。なお、ケース自体の重さは約75g、Pixel 8a と合わせたときの重さは約274g(実測)となります。
カバー(フタ)部分を閉じる部分にはマグネット式のロックを採用しているため、ボタンで止めるタイプよりも簡単に開閉することができます。振ったら外れるような弱いマグネットではなく、しっかりと止まる点が Good です。
カバー裏には4つのポケットがあり、ここにカードや名刺などを入れておくことができます。実際に4枚入れてみたところ、ややキツめですがしっかりと収まりました。緩すぎると落とす心配があるのでこれくらいがちょうどよいと思います。
ただ、4枚入れた状態でフタを閉めるとケースの上半分部分の厚みが増して、ケースが熟れてくるまでは少し浮いたようになってしまいます。ポケットに入れるときに少し気になりますので、ポケット4つをフルで使う場合には少し慣らした方が良いと思います。とは言え、これ自体は他のフリップタイプのカバーと同様なので仕方ありません。
フリップノートケースは簡易なスマホスタンドとしても利用でき、これはポケットを使った状態でも使っていない状態でも機能します。これがあれば動画を見るときなどに別のスタンドを用意する必要はなくなります。
また、スマホ側のケース素材が滑りにくいこともあり、角度はある程度自由にできる点は便利でした。
スマートフォンを装着する周囲の素材は TPUを使用しており、薄さを保ちつつ高い衝撃吸収性を備え、かつ柔らかいためスマートフォンの着脱がしやすいことが特長です。ボタン周りのしっかり合っており、ケースにつけたまま音量や電源ボタンの操作で不満を感じることはありませんでした。また、ケースをつけたままでワイヤレス充電も問題なくできました。ただ、フタを閉じたまま充電すると充電状況がわからないという点が唯一のネックでしょうか。
ちなみにケースのスピーカー部分は音が前(画面側)にくるよう設計されたサウンドホーン構造となっているため、横持ちしたときでも音が聞き取りにくくなることを防いでいます。
最後にケースの背面部分はカメラもしっかりと保護しており、カメラへの衝撃や傷なども最小限に抑えることができます。また、撮影時に干渉しないように設計されているため、ケースを着けたまま写真や動画を撮影することができます。
「Google Pixel 8a [FlipNote] 耐衝撃フリップノートケース」はスマホを落下や衝撃から守りつつ、カードや名刺を一緒に持っていきたい、動画を良く見るので見やすく邪魔にならないケースが欲しいといったユーザーにおすすめです。価格は2,780円
Google Pixel 8a [GRAV] 衝撃吸収 ハイブリッドケース
2つ目のケースは 3.5mの落下衝撃にも耐える耐衝撃ハイブリッドケース「GRAV (グラブ)」です。このケースは米国軍事規格 MIL-STD 810 の落下試験に準拠しており、背面に採用されているクリアケースは5Hの表面硬度を備えています。
背面は隙間なくしっかりとクリアケースで保護されていますが、カメラ部分は覆われていないことに注意してください。なお、このケースも装着したままワイヤレス充電は問題なくできました。
ケースのフレーム部分はハニカム構造の TPU 素材を採用しており、強度と軽量さを備えた耐衝撃設計となっています。4隅も衝撃吸収設計になっているため、側面や角から落下したときでも破損する可能性を抑えられることがメリットです。見た目もスッキリしていることも良いですね。
ケースを装着した状態であってもボタン類の操作に問題はなく、握ったときもフレーム部分の素材が固めで表面加工によりザラッとしているため、滑る心配もなく安心です。握ったときの印象は、今回レビューしている4つのケースのなかでもっともしっくりときました。
また、このケースもサウンドホーン構造なので横持ちしたときにスピーカーを塞いで音がこもるといったことは防げます。
「Google Pixel 8a [GRAV] 衝撃吸収 ハイブリッドケース」は、スッキリとした見た目でできる限り落下時の破損を防ぎたいと思っているユーザーにおすすめです。価格は2,180円。
[GLASSICA] 背面ガラスケース & [Turtle Solid] 超精密設計 ハイブリッドケース
3つ目と4つ目は全体がクリアなデザインとフレームには TPU 素材を採用した [GLASSICA] 背面ガラスケース と [Turtle Solid] 超精密設計 ハイブリッドケースです。
両者は非常によく似た見た目をしていますが、[GLASSICA] 背面ガラスケースは背面パネル部分の保護が最高硬度10Hの強化ガラスを採用しており、[Turtle Solid] 超精密設計 ハイブリッドケースには表面硬度5Hのウルトラファインアクリル素材が採用されていることに違いがあります。
また、[Turtle Solid] 超精密設計 ハイブリッドケースは米国軍事規格 MIL-STD 810 に準拠した落下試験をクリアしており、1.2mの高さからの耐落下性能が備わっている点も違いです。もう一方の[GLASSICA] 背面ガラスケースは MIL スペック準拠ではありませんが、背面パネルの素材が10H硬度のため擦り傷に対する高い耐性を持ち、カッターでも傷がつき辛いことが特長です。
なお、どちらもケースをつけたままのワイヤレス充電に問題はなく、握り心地や触り心地もほぼ変わりはありません。そのため、どちらを選ぶかは背面の耐傷性を重視するか、落下時の堅牢性を重視するかになります。
とは言え、どちらも基本的に大きく異なるわけではなく、落下による破損を不安視するのであれば2つ目の「Google Pixel 8a [GRAV] 衝撃吸収 ハイブリッドケース」がよりよい選択肢になるため、ここでは「Google Pixel 8a [GLASSICA] 背面ガラスケース」がおすすめです。
まとめ
ということで、今回はトリニティの Simplism (シンプリズム) ブランドからリリースされた Google Pixel 8a 向けのスマートフォンケース(カバー)の4機種をレビューしてきましたが、私が最もハマったのは「Google Pixel 8a [GRAV] 衝撃吸収 ハイブリッドケース」でした。握り心地と雰囲気がちょうど良かったので気に入りました。
また、カードや名刺を Pixel 8a とまとめて持ち歩きたいというユーザーには「Google Pixel 8a [FlipNote] 耐衝撃フリップノートケース」も良い選択肢になると思います。
どのケースも Google Pixel 8a 向けにしっかりと作られていて、純正ケースに比べて価格も手頃なのでぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
今回レビューしている4つのケースの公式サイト情報は以下をご覧ください。