モニターライト Quntis HY214 を実機レビュー。無段階で明るさと色温度調節に対応で手頃な価格

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今回は無段階で明るさ調整(調光)と色温度の調整ができるモニターライト「Quntis ScreenLiear HY214-QU」の実機レビューをお届けします。なお、本レビューにあたり実機を提供していただきました。

この Quntis HY214 モニターライトはワイヤレスリモコンを使って明るさと2700Kから5200Kまでの色温度をそれぞれ固定の4段階または無段階で調整することができます。前回レビューしている Quntis HY210 は4段階のみと固定されていたため、HY214 は明るさと色の自由度が上がっていることが特長です。

一方、HY210 では新しい3段式のクリップが採用されていたため大型モニターや曲面モニターでも安定して取り付けることができましたが、今回の HY214 では一般的なクリップが採用されているため、曲面モニターや一部の大型モニターには取り付けられない(不安定になるので推奨されない)ことに注意してください。

Quntis
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目次

実機レビュー

Quntis HY214 の本体はステンレス製でしっかりとした作りになっているため、HY210 と同様にモニターの上に設置しても安定しています。クリップを含めた重さは約322gで、HY210に比べて軽い(約519g)なのでモニターアームを使用しても重さで下がってくるということはなさそうです。

クリップ部分は滑り止め加工がされていますが、最初はフィルムが貼ってあるため剥がさずに載せると滑ってしまうので注意してください。載せるだけで済むので

ライトのバー部分(横幅)は40cmで、公式の説明では LED ビーズが84個搭載されており、均一な照明を提供することが可能です。また、HY214 では照明の当たる角度を変更することができます。これによりクリップの位置を再調整する必要がなく、手軽に好みの位置に調整ができます。

また、Quntis HY214 はメインのライト部分のほかに背面にもライトが搭載されています。これは間接照明として機能するため、暗い環境で作業するときにも明るさを確保する方法として便利です。

残念ながらこちらの背面ライトはリモコンによる明るさ調整や色温度の調整には対応していません。また、HY214 の電源がオンになっていないと背面ライトを使うことができないため、背面ライト(間接照明)だけで使えない点に注意してください。

本体への給電はバー背面にある USB-C ポートを利用するため、既存の USB-C ケーブルを流用することもできますし、同梱されている USB-A to USB-C ケーブルでも問題ありません。そのためモニターに USB-A または C ポートがある場合は直接給電することもできますが、モニターの仕様によっては電源が入っていないとライトが点灯しない(給電されない)ことがあります。

ちなみに、長時間点灯させていると本体にそれなりの発熱があるので、位置の調整をしようと思って触ると案外熱かったので気をつけてください。

Quntis HY214 も明るさと色温度の調整は専用のリモコンで行い、リモコンを動かすためには3本の単3乾電池が必要になります。乾電池は最初から同梱されていますので、購入直後からすぐ使うことができます。電池を入れる底面の蓋は時計回りにスライドさせると外れます。

リモコンでは HY214 のオン・オフと明るさ、色温度の調整、背面ライトのオン・オフを操作することができます。

[+] または [-] をタップするとそれぞれを調整することができ、タップでの明るさと色温度の調整は4段階となっています。無段階で調整する場合には、[+] または [-] を1秒以上長押しすると◯マークごとに一つずつ調整することができます。そのため12段階から好みの明るさまたは色温度を設定することが可能です。

明るさは33%から100%、色温度は3000Kから6500Kまで調整が可能です。デフォルトの4段階調整は明るさが10%、50%、75%、100%となっていて、色温度は3000K、4000K、5000K、6500Kとなっています。

前回の HY210 は4段階のみで大雑把な設定しかできませんでしたが、新しい HY214 は細かく調整することができるようになったので、環境に合わせて手動で設定しやすくなりました。

一方、手動で細かく調整できるようになった反面、HY210 のような自動輝度調整などが搭載されていません。価格を抑えるためのトレードオフだと思いますが、自分で調整するのが面倒というユーザーには少し残念です。とは言え、そういったユーザーなら HY214 を選ばず HY210 などを選ぶほうが良いと思います。

あとは HY214 も前回レビューしている HY210 と同様にリモコンでしか電源や明るさ等を操作することができないため、これが何らかの不具合や故障で動かなくなったときには直接コードを抜き差しして電源のオン・オフしかできなくなります。すぐに壊れる心配もないと思いますが、この点は注意しておきましょう。

ちなみに自動輝度調整がないことで本体の上部に環境光センサーが搭載されていないため、Web カメラを HY214 の中央上に載せても影響が出ません。

載るかどうかは Web カメラにもよりますが、モニターライトと Web カメラを共存させたいユーザーにはアリですね。

全体的に満足度は高く、自動調整ができないことはネックかもしれませんが、無段階(12段階)での明るさと色温度の調整ができるという点が Quntis HY214 のメリットですので、自動よりも手動で設定したいユーザーにはおすすめできるモニターライトです。

価格は8,680円と HY210 よりもやや高価ですが、同じような機能を持つモニターライトの中でも比較的手頃で、有名ブランドモノでは倍以上の価格であることを考慮すれば手が届きやすくて良いモデルです。時折 Amazon でクーポンセールも行っているため、手動で明るさと色温度を調整できるモニターライトをお探しの方は Quntis モニターライト HY214 をチェックしてみてください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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