このところノキア製品を買い漁っているんですが、現状ではやっぱりこれが一番と思うのが今回改めて紹介する「Nokia 7 Plus」です。
価格のわりに良いところが沢山ありますし、製造元のHMDGlobalも力を入れているためか、Android Pのように新しい機能などのアップグレードが最優先でされているというのも魅力のひとつ。
けど日本では正規販売されないというとてつもない欠点があるため、興味はあるけど手を出す勇気がなかなか出ないという方も多いんじゃないでしょうか。
そんな方々に、こんな感じの機種ですとお伝えしていこうと思って1ヶ月使ってみた感想を改めてまとめていこうと考えていました。
ということで「Nokia 7 Plus」を購入して1ヶ月ほど使ってきたので気づいたことなどを改めてレビューしていこうと思います。
目次
「Nokia 7 Plus」の良いところ
まずは「Nokia 7 Plus」を使っていて良いと感じたところから。この機種ならではの部分だけでなく、このクラスのスペックを持つ機種に共通するような部分も触れていきます。
画面が広く画質が良い
「Nokia 7 Plus」は、6インチディスプレイに2,160×1,080という解像度になっています。最近流行りのノッチは採用されていないため、18:9の画面いっぱいに表示することができます。
価格帯としてはわりとディスプレイの質も良いと思いますが、人によっては明るすぎるという意見があるようですけど個人的にはそこまで明るくなく普通だと思います。暗くもないし明るくもないし、特に気にならないというのが良いのかも。もしかしたら個体差というものがあるかもしれませんし、この点は実機を確認しないと何とも言えないですから難しいところですが、そうなってくると「Nokia 7 Plus」だけが問題ではないのでよほど酷いものでなければまぁ大丈夫でしょう。
カメラの性能もかなり良い
個人的に良かったのがここの部分です。
「Nokia 7 Plus」のメイン(リア)カメラは、12MP(f/1.75)と13MP(f2.6)のデュアルカメラを仕様になっており、いずれもCarl Zeiss製レンズを採用しています。
実はこのブログの写真、「Nokia 7 Plus」を手に入れてからはずっとこれで撮影してきたんです。さすがに一眼レフと比べるのは酷ですが、BlackberryKEYOneなどと比べると比較的キレイに撮影できますし、デュアルレンズのおかげでボケもつくりやすく、ズームしても多少の距離ならうまく補正してくれるので、日常的にスマホで写真撮影をすることが多ければその恩恵を受けることができると思います。
ちなみに標準のカメラアプリには「プロモード」というのが搭載されていて、こちらは一眼のマニュアルモードのように自分で色々設定することが可能です。
もちろん快適なスペック
カタログ値的には2年ほど前のハイエンド機種と同程度のスペックを持っています。価格を考えるととにかくバランスが良く、普段使いプラスちょっとゲームするくらいの使い方であればまず不満は持たないと思います。
最近のハイエンドと比べれば流石に分が悪いですが、それでもミドル〜ハイレンジに位置するスペックですから、快適なことに変わりはないと思います。
ちなみに採用されているCPUのSnapdragon660は、ASUSのZenfone4やOPPOのR11にも採用されているため、動作イメージは実機で確認することもできなくはないと思います(とくにZenfone4であればSIMフリー端末で流通していますし)。
よほどコアなスマホゲーマーでない限り、動作に不満を抱くことは少ないと思います。
純粋なAndroid端末である
ここもひとつポイントかと思いますが、独自OSやカスタマイズの施されていない純粋なAndroidOSが組み込まれている「Android One」というジャンルのスマートフォンのため、最新OSへのアップグレードが提供されます。
また先日記事を書いていますが、「Nokia 7 Plus」は他メーカーのスマホよりも先に「Android P」という最新OSのアップデート提供が始まるとも言われていますので、結構優遇された機種になっています。
バッテリーの持ちが良い
これは正直驚きでしたが、結構バッテリーが持ちます。何だかんだネットやニュース、メール、たまに動画再生してみたりしても丸1日は持つんじゃないでしょうか。
ただゲームをしたり動画撮影なども行う場合には事情が変わるかもしれませんが。少なくとも私はバッテリー切れでやばいという経験はこの1ヶ月ではありませんでした。BlackberryKEYOneも持つ方だと思いますが、それよりも気にせず使えたという印象があります。
そして何より低価格
ハイエンドではないけど決してミドルスペックに留まらないというのがこの「Nokia 7 Plus」というスマートフォン。
にも関わらず、価格は諸々込みで5万円程度に収まります。
先ほど同CPUを採用していると紹介した「Zenfone4」も国内価格では6万円ちかくしますので、それよりも安価に純Androidのスマートフォンを購入することができますし、カメラ性能なども考えるととにかくコストパフォーマンスに優れた一台になっています。
そのためなのかわかりませんが、ノキア(HMDGlobal)側でも発表会のたびにこの「Nokia 7 Plus」が一番オトクですよというアピールをしていますので、メーカー側の自信も垣間見えます。
こんな感じの機種なので、どんな機種が良いか悩んでいる方には間違いなくおすすめできるスマートフォンだと思っています。
気になったところ
とは言いましても、もちろん全て完璧なわけではありません。ここからは実際に使っていて気になったところをまとめていきます。
スペックは快適だけど、ときどき重い
これは「Nokia 7 Plus」だけではないですが、原因となるフシがあるので後述の「日本語化」と合わせて読んでもらえればと思います。
基本操作に関してはすごくヌルヌルしていてスムーズなんですが、時として処理が重くなるときがあります。バックグラウンドで動くアプリが原因だと思いますが、普段が快適なだけにこの瞬間が気になることが多々あるということを覚えておいてください。とは言うものの、さすがに現行のハイエンドモデルほどではないですし、おそらく大体のAndroid端末に当てはまる気もしますので、そこまで深く考えなくても良いかもしれません。
日本語対応していないため、設定がめんどい
これについては「Nokia 7 Plus」に関わらず、XioamiだったりMotoだったり日本国内で正規販売されていない、かつ日本語ロケール(日本語設定)が初期に含まれていない機種が該当します。
慣れればどうということはないのですが、慣れていないと準備の段階からわけわからないと思うんですよね。パス通すとか。
このあたりはサイトを参考にしてやって頂く他ないのですが…いつか当ブログでも動画とかで紹介しようと思います。
また、この日本語化をしたとしても再起動でまた英語に戻ってしまいます。もちろん1度日本語化してしまえば、面倒くさいことはなくアプリから日本語を選べばいいだけですが、再起動のたびにやると思うとちょっと大変という方もいるかもしれません。 ただ、設定画面やOSの表示部分が英語なだけで、日本のプレイストアで落としたアプリなどは日本語で表示されていますので、他が英語でも構わないという人は無理に日本語化する必要はないので、その分が楽にとっつきやすいと思います。
背面部分が樹脂コーティングなので汚れが…
これは前々から言われていたことなんですけど、見た目は決して安っぽくなく高級感はあります。
ただ背面カバー部分の金属は、樹脂製のコーティングがされているので、良くも悪くもヨゴレ(指紋など)が付きやすいんですよね。
メタル削りだしよりは慣れ親しんだ触り心地やホールド感なんですが、ちょっとそこが気になりました。残念ながら。
通知LEDがない!
正直これも実際に使うまで気にしてなかったんですが、ないと不便です。
通知LEDがないとマナーモードにしたままだったり離席していて通知に気づかないことが出てきます。私も何度かありました。
これまで「Blackberry KEYOne」を使っていたのであまりスマホを気にせずいましたが、事あるごとに一応チェックしないとスルーしそうになってしまうので、手間が増えたという点では少し残念なところがあります。
通知といえば、今は「Xiaomi Mi Band 3」を着けているので(レビュー用に)、通知に気づかないということはありませんが他の作業中だと忘れることもあると危険ですね(笑)
通知LEDはないよりはあったほうが安心だと思いました。
だいたいこんなところでしょうか。
ただ技適の問題もありますから、すべてをクリアしている端末ではないということも念頭においてもらえれば幸いです。
ということで、まとめ
これまでざっくりと使ってきて感じたことをレビューしてきましたが、正直なところデメリットらしいデメリットは通知LEDくらいだと思っています。日本語化に至っては手間ではありますが、一度やってしまえば良いわけですし、英語表示であることに問題がなければそもそも良いわけですから。
ある意味で最大の欠点は、日本で正規販売されていないというところでしょうかね。
個人的には、この機種を日本で正規に取り扱ってくれれば結構人気出るんじゃないかなぁと思うのでもったいない気がします。なぜ日本を除く…としてしまったんだろうか。これらの欠点を考えたとしても、5万円という価格でこれだけバランス良いスマートフォンを購入できるわけですから、かなりオトクな機種だと思います。
製造元はHDMGlobalに変わりましたが、元世界最大の携帯電話メーカーであった「NOKIA」ブランドをこの価格で買えるというのも面白いと思います。何よりも他のユーザーと被ることはまずありませんから、ユニークな機種を使いたいという方にも変な中華端末を勧めるよりもこれが良いんじゃないでしょうか。
これまで「Blackberry KEYOne」を使ってきた身としては、物理キーボードは捨てがたい。けれどもそれ以外はほぼ全てに於いて「Nokia 7 Plus」に軍配が上がっています。それくらいいい機種なんです。ちなみにライバルと考えられる機種には、「OnePlus 5T」や「Sony Xperia XA2 Ultra」、「Honor 9」などがありますのでその辺の比較してみるのも良いかと思います。
ノキア業界では新参者の私ですが、本当にノキアが好きになります。良いブランドですよ。
私も散々悩んだ挙句、NOKIAブランドで固めることにしました(笑)
もし購入を悩んでいる方がいらっしゃるのであれば、後悔はしないと思いますのでぜひ手にしてみてください。
ETORENで見る