今回の記事では、手頃な価格で購入できる覗き見防止フィルムことプライバシーフィルター、「LOE(ロエ) 覗き見防止フィルム / プライバシーフィルター 薄型マグネット式 (14インチ 16:10)」を購入したのでレビューをお届けします。
この LOE (ロエ) のプライバシーフィルターは Amazon などで購入でき、12.1インチから15.6インチまでのサイズと3つのアスペクト比(16:9、16:10、3:2)もあり、かつ3千円台からと手頃な価格設定で販売されていることが特長です。
プライバシーフィルターを導入することで、正面から見る場合にはほぼ影響はありませんが、左右から見ると反射したり真っ暗になったりして見えなくなり、主にカフェや新幹線、カンファレンスなど周囲に人がいる状況でも覗き見られる心配がほぼなくなります。出先での作業が多いユーザーには便利なアイテムですが、モノによっては見づらくなってしまったり、あまり効果がなく邪魔になったり、取り付け&取り外しが手間なものもあったりします。
LOE のプライバシーフィルターは、サイズとアスペクト比、いくつかのバリエーションが用意されているため、お使いのデバイスにより合ったフィルターを選びやすく、私も今回は ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus (14インチ 16:10) で使うためのフィルターを購入しました。
なお、14インチにはアスペクト比16:9のタイプもありますが、それぞれマグネットがくっつく上部のプレートの幅やマットの質感、フィルター部分の厚み、タッチパネル対応の有無などいくつかの違いがあります。
今回購入しているのは、ハイグレードタイプと呼ばれる次のような特長を備えているフィルムです。ただ、見たところ14インチで16:10に対応したものはこれだけになるようですね。
- 14インチ 16:10 向け
- 両面利用可能、ノングレアタイプ
- フレーム部分を除くベゼル幅が 6mm 必要
- 画面部分(ベゼルを除く)サイズ : 189×301mm
- フィルターのフレーム部分に弱マグネット内蔵
- 視野角正面 60〜120° (0〜60°と120〜180°は見えない)
- 正面透過率 64%
- ブルーライトカット 53%
- タッチパネル対応
- マグネット、弱粘着透明DFテープ付き
- 持ち運び専用ケース付き(クリアファイルの硬いやつ)
説明はここまでで、実際に ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus に装着してみたところです。左右と下に1〜2mmほど微妙な隙間がありますが、画面自体はほぼカバーできるので問題はありません。
最初、上部ベゼル部分に付属のマグネットは装着せずに付けていましたが、マグネットが弱いためかちょっと角度を変えるだけで取れてしまったり、天板を閉じるたびにキーボード側にフィルターがくっついてしまい、毎回装着し直すハメになって非常に手間でした。
そのため、付属のマグネットをベゼル部分に貼り付けて使ったところ、開閉してもずれたりせずに使えるようになりました。
一応、ここにマグネットがあっても天板を閉じることができ、不意に画面が点灯してしまうといったこともありませんでした。閉じているときに若干天板部分の隙間があるように見えますが、この数日ではとくに問題は発生していません。
肝心のフィルターの効果はしっかりとあり、上下の視野角は良好で左右もしっかりと覗き見からガードしてくれます。
フィルターは両面で使うことができ、片方はザラッとした感じ、もう片方は少し反射するように見えるタイプですが、画面からフィルターが少し浮いてしまうこともあり、どちらを使う場合でも画面が少しぼやけて見えるため、どっちもどっちという印象です。ただ、やや反射する側は映り込みもそれなりにあるので、ザラッとした面を使うほうが良いと思います。
あとはフィルターをつけると明るさを通常よりも少し上げないと見えづらいため、最大輝度の低い Chromebook などでは見づらいだけになってしまう可能性もあります。おそらく300〜350nitsもあれば問題はないと思われます。
出先で仕事をするユーザーであれば、プライバシーフィルターがあれば気にせず作業することができるため、手頃な価格で購入できる LOE のプライバシーフィルターは一考の価値はあります。
プライバシーフィルターとして実用的ですし、持ち運び用の保護ケースや後付マグネット&弱粘着シールなども揃っているため、全体的に3〜4,000円と考えれば良い買い物だと思います。