「GEEKOM A7 Max」 実機レビュー。Ryzen 9 7940HS 搭載、接続性が強化されたコスパ良のミニPC

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この記事では、GEEKOM から新たに登場した Ryzen 9 プロセッサ搭載のミニ PC「GEEKOM A7 Max」の実機レビューをお届けします。

以前レビューした「GEEKOM A7」はコンパクトな筐体が特長でしたが、今回の「A7 Max」はサイズが一回り大きくなり、インターフェースの数が増えたことで拡張性が強化されています。

基本的なパフォーマンスは A7 と同等ですが、より多くの周辺機器を接続したいユーザーや、安定した運用を求めるユーザーに向けたモデルという印象で、デスクトップ用途としての実用性が高い一台に仕上がっています。

記事執筆時点では、公式サイトおよび Amazon での販売価格は 129,900 円となっていますが、2025 年 2 月 28 日までの期間はクーポン利用で 114,900 円 (8% オフ) の特別価格で購入することができます。クーポンは記事末に記載しています。

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なお、本レビューはメーカーより実機の提供を受けていますが、内容についてメーカーからの関与はなく、数日間使用した上で率直な感想をまとめています。

目次

スペック

まずは「GEEKOM A7 Max」の主要スペックです。基本構成は A7 と共通していますが、サイズとインターフェースに違いがあります。

OSWindows 11 Pro
CPUAMD Ryzen 9 7940HS
GPUAMD Radeon 780M
RAM16GB DDR5-5600(最大 64GB)
内部ストレージ1TB M.2 2280 PCIe Gen 4(最大 2TB)
外部ストレージSD カードスロット
背面ポートUSB-C (USB4) ×2USB-A (3.2 Gen 2) ×1USB-A (2.0) ×1HDMI 2.0 ×22.5Gb Ethernet ×2
前面ポートUSB-A (3.2 Gen2) ×43.5mm Audio jack
ネットワークWi-Fi 6EBluetooth 5.2
その他VESA マウント
サイズ135 × 132 × 46.9 mm

公式ストアおよび Amazon での通常販売価格は 129,900 円で、性能十分かつ拡張性を考えるとコストパフォーマンスは悪くありません。

デザイン・外観

筐体にはアルミニウム合金を採用しており、放熱性に配慮された設計です。

サイズは 135 × 132 × 46.9 mm で、GEEKOM A7 (112.4 × 112.4 × 37 mm) と比較すると、幅・奥行き・高さともに一回り大きくなっています。

前世代のミニ PC と近いサイズ感であり、コンパクトさを損なうほどではありません。また、VESA マウントキットが同梱されているため、モニター裏に設置してデスクスペースを広く使うことも可能です。

ポート類が充実しており、USB-C (USB4) が 2 つ、USB-A 3.2 が 5 つ、USB-A 2.0 が 1 つと、USB ポートだけで合計 8 つ搭載されています。また、2.5Gb Ethernet ポートを 2 つ備えており、社内 LAN や周辺機器など接続するものが多い環境に適しています。

例えば、筆者であれば背面の A ポートに Web カメラと外部マイク(収録用)、C ポートに ヘッドセットレシーバー(会議用)、前面には Logi Bolt とセキュリティキーなどを接続しています。

なお、電源アダプターは比較的小さめで、今回のモデルは日本向けの 2 ピンプラグが採用されていて変換アダプタを必要としない点はメリットです。

使用感・パフォーマンス

プロセッサは GEEKOM A7 と同じく Ryzen 9 7940HS を搭載しており、基本的な事務作業では快適に動作します。参考までに、実機で測定した各種ベンチマークの結果です。

Score
Geekbench Single2,640
Geekbench Multi10,177
Geekbench OpenCL27,350
Geekbench Vulkan26,908
PCMARK 107,671
PASSMARK6,250
Octane 2.0 Plus Single105,650
Octane 2.0 Plus Multi768,504
JetStream2404
Speedometer 2417
Speedometer 328
FF14 最高品質 FHD2,016
FF14 高品質 (ノートPC FHD)3,226
FF14 標準品質 (ノートPC FHD)3,286

実際にブラウザベースの作業を行ってみましたが、タブを 20 個程度開いた状態でも動作は安定しています。

Microsoft Office などのオフィスソフト利用、Adobe Lightroom や Photoshop での写真・画像編集なども快適に行えます。WSL 経由でのフロントエンド開発作業も特に問題は感じませんでした。自宅での日常使用やビジネス用途でも十分使うことができます。

ただし、グラフィックス性能については、内蔵グラフィックス (AMD Radeon 780M) であることも影響し、AAA タイトルなどの高負荷なゲームタイトルのプレイには向かず、4K 動画編集などもやや厳しいと感じました。とはいえ、レトロゲーや軽めのゲームであれば Steam などでプレイでき、フル HD 程度の動画編集であれば大きな問題はありません。もちろん、GeForce Now や Xbox Cloud Gaming などクラウドゲームであれば快適なプレイが可能です。

ファンの音については比較的静かです。Windows セットアップ中や動画編集、タブグループで同時に大量のタブを開くなど負荷がかかる場面ではファンの回転音は聞こえますが、連続して大きな音が鳴るわけではなく、高負荷時以外は静かで動作も安定しています。本体のサイズが大きくなったことで冷却性能が若干向上している可能性があり、静音性は犠牲になっていません。

このほか、GEEKOM A7 Max もユーザーによる RAM とストレージの拡張に対応しており、RAM は最大 64GB、ストレージは最大 2TB まで増設可能です。

標準の 16GB RAM でも日常作業には十分ですが、大量のブラウザタブや Docker などを使用する場合は容量不足を感じる可能性があるため、必要に応じて増設ができます。

一方、ポートや Ethernet の数を必要としないユーザーであれば、ベースの A7他のモデルも検討する余地があるかもしれません。

まとめ

GEEKOM A7 Max は、Ryzen 9 7940HS の処理能力を維持しつつ、拡張性と接続性を高めた実用的なミニ PC です。

「Max」という名称ですが、基本的なパフォーマンスは A7 と変わりません。処理能力の向上ではなく、ポート数の増加やデュアル LAN、あるいは冷却・静音性の安定感を求めるユーザーに向けた変更点と言えます。

A7 よりも設置面積は少し大きくなりますが、その分ポート不足に悩まされることがなく、静音性もキープされています。周辺機器を多く接続するユーザーや、2 つの有線 LAN 接続を確保したいユーザーにとっては、小型特化の A7 よりもこちらが適しています。

パフォーマンス自体は A7 と同等のため、性能アップを目的に買い替える必要はありませんが、これからメインマシンとして導入するのであれば、拡張性に余裕のある GEEKOM A7 Max は良い選択肢になります。

公式サイトおよび Amazon での販売価格は 129,900 円となっていますが、2025 年 2 月 28 日までの期間は以下のクーポンを利用することで 114,900 円 (8% オフ) で購入することができます。ぜひこの機会に検討してみてください。

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著者情報

尾村 真英のアバター 尾村 真英 Technical Writer

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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