スマートウォッチ「Amazfit GTR2」を実機レビュー!デザインも機能も良しのバランスタイプ

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グローバル向けに発表され、日本国内でも発売が告知されているAmazfitブランドの新型スマートウォッチ「Amazfit GTR2」ですが、実機を試す機会を頂いたのでレビューしていきたいと思います。

また「Amazfit GTR2」は、すでにYahooや楽天に出店している正規代理店のページより購入・取り寄せが可能となっています。このスマートウォッチは、アクティビティトラッキングや心拍、SPO2(血中酸素飽和度)などの測定ができる多機能なものですが、見た目も非常に良く普段使いとしても使いやすいモデルとなっています。

目次

基本仕様

基本的な仕様については以下のとおり。

とくに特徴的な項目をピックアップしていくと、

  • 1.39インチに326ppiの高解像度AMOLEDスクリーン
  • タッチ、スワイプ操作対応
  • 心拍・血中酸素飽和度(SPO2)測定サポート
  • 睡眠モニタリングサポート
  • 12のスポーツモード対応アクティビティトラッキング
  • 5ATM耐水性(シャワーや水泳もOK)
  • 最長14日間のバッテリー寿命
  • 常時スクリーン表示対応
  • Amazon Alexa対応
  • Bluetooth通話機能
  • 音楽の本体保存(3GB)・コントロール機能
  • 47g(本体・ベルト込)と非常に軽量

このようになっています。

アクティビティトラッキングや心拍だけでなく、最近主流になりつつあるSpO2測定など機能面では十分ですし、Alexaに対応していたり、Bluetooth接続を利用して通話することも可能となっています。

またバッテリー寿命もとても長く、軽量でスリムなデザインで実用的なことも非常に良いところですね。

使用感レビュー

では実際に「Amazfit GTR2」の使用感についてまとめていきますが、デザインも洗練されていて、スポーツだけでなく日常使い、ビジネスでも十分に使えるスマートウォッチだと思います。

ウォッチ本体も厚みがわずか11mm程度とスリムなデザインで、実測47g程度と非常に軽いため、日常的に着けていても邪魔になりにくいと思います。

また背面のセンサ部分の厚みも少なく、長時間の着用でも腕に跡が付きにくいというのも良い点ですね。

装着のしやすさという点では、付属しているシリコンバンドも柔らかいですし、皮膚の弱い私でも1日中着けっぱなしのままでもとくに問題は起きませんでしたので、非常に良いと思います。

なおバンドの幅は22mmとなっていて、簡単に着脱できるようプッシュピンタイプのものとなっています。

付属はシリコンだけですが、幅さえ合えば他の好みのストラップに付け替えることができますので、気分やシーンに合わせて着用することもできるのも使いどころの幅が広がって良い点だと思います。

ただ気になる点をひとつ挙げておくと、ベルトの金具部分がプラスチック製のようです。

価格的にもプレミアムなスマートウォッチと言えるわけですので、このあたりも高級感が欲しかったかなと思うところですし、強度的な意味でも少し心配があります。

ただ、華奢というか壊れやすい印象は受けませんので、無理やり負荷をかけたりといった変な使い方さえしなければ、常用に問題はないと思います。

見やすい高解像度スクリーン

「Amazfit GTR2」は、高解像度のAMOLEDスクリーンを搭載しているため、室内でも室外でも画面がとても見やすいです。

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自動輝度調整がついていることもあって、場所を選ばずに安定して見やすいというのは「Amazfit GTR2」の特徴のひとつだと思います。

スマホと連携させて設定が済んでいれば通知を受けることもできるため、スマホを取り出さずに通知確認用としても十分使えます。

大きめのスクリーンと高解像度のおかげですね。

まだ中華フォントっぽい感じがありますが、日本語表示に対応していますのでアプリの通知だけでなくメールなどのチェックもできるのは非常に便利です。

ちなみにこのスクリーン、オプティカル・ダイヤモンドライクカーボンと耐指紋コーティングを施した3D Corning Gorilla Glass製となっているため、キズ付きにくいという特徴もあります。

確かにちょっと机の角に当てたり擦れたくらいでは、キズは付きませんでした。FOSSILはすぐ削れましたが。

タッチ操作もしやすいが、画面切り替えがやや手間

大型でタッチしやすいことと、タッチ操作への反応そのものも良好ですので、スワイプ操作などを含めて操作感はとても良いと思います。

また、多機能であるため様々な操作をスクリーン上でこなすことができるのも「Amazfit GTR2」の良いところです。

ざっと写真を並べてみましたが、上下スワイプだけでなく左右スワイプ操作も対応していますし、ここに表示する内容も専用アプリを使うことで増減・変更することができるのは便利で良いと思います。

しかし表示させたい数が多くなればなるほど、目的の画面までその分スワイプしなければいけないため、内容を絞らないと少し手間が増えてしまいます。

ただ、右下についている竜頭部分はショートカットキーも兼ねているため、ウォッチの設定からショートカット先を登録しておけばその手間は省けますが…やっぱりもう少しスムーズに画面遷移ができると良かったかなと思います。

内蔵スピーカーで通知音や音楽も流せるが…

正直、使いどころは難しいかもしれませんが、「Amazfit GTR2」には本体裏面にスピーカーも搭載されています。

真ん中にある細長い穴のような部分です。

本体に音楽を保存できるため、アクティビティ中に曲をかけるという方法や着信時に通話をスピーカーで行うといったときに使うことになります。

またマイクも内蔵されていますので、スマホを取り出さずに「Amazfit GTR2」だけで通話を行うこともできます。

ちなみにAlexaにも対応しているはずですが、私が何度か試してみたところなぜかうまく反応せず。おそらく日本語には未対応(2020/11/23時点)であることが原因だと思います。

私はAlexaよりGoogleアシスタント派ですので実用上は問題ないわけですが、Alexa目当てに購入しようと思っている方は今後のアップデートや他ユーザー様のレビューをチェックしてみたほうが良いでしょう。

専用アプリで細かく設定も可能

「Amazfit GTR2」も”Zepp”という専用アプリを利用することで、文字盤の変更や通知設定などスマートウォッチの管理をすることができます。

最初に「Amazfit GTR2」を起動させた際は、アプリのインストールを促すQRコードが表示され、スマホにインストールしたのちにQRコードを読み込むことで、スマートフォンとスマートウォッチがスムーズにペアリングすることができます。

そしてアプリを起動すると以下のような画面が表示され、設定していくことになります。

さらに細かいところで見ていくと、心拍や睡眠モニタリングのオンオフやAndroidであればインストール済みアプリ単位で通知の受信設定の変更、ウォッチを探す機能をはじめスマートウォッチ自体の設定が多数行えます。

おおまかにこんな感じですが、おそらく一般的なスマートウォッチで設定できる項目はほぼカバーしていると思いますし、設定画面を見た感じでは「Xiaomi Mi Band」などのスマートバンドとも共通している感じですので、あちらを使ったことがある方は同じような設定ができると思っていただければと思います。

文字盤のデザインが限定的なのは辛い

これは「Zepp E」でもお伝えしたポイントですが、文字盤デザインの変更ができること自体はとても良いのですが、そのデザインはまだ少ないことと、あまり好みのデザインが無かったというのが問題点です。

文字盤の数は100近くあると思いますが、どれもクセが強いといいますか、シンプルなものを選ぶと表示される情報がほぼなくなりますし、ある程度の情報を出したいと思っても、好みのデザインが見つかればいいですが、結構選ぶのは難しいと思います。

ちなみに表示される情報が限定されるものの背景画像は自分で変更できるという文字盤も存在しています。

表示される情報が少なくても良いから、好みの文字盤背景にしたい…という方は上記の”Custom background”という文字盤を選ぶことで対応可能です。

個人的にはこの文字盤デザインが「Amazfit GTR2」の最大の問題点と言ってしまってもいいかもしれません。

SpO2測定などはあくまで参考値として

「Amazfit GTR2」には、SpO2測定や睡眠モニタリング、心拍測定などが搭載されていて、どれもしっかりと動いてくれます。

ただ各所の注意書きでもあるとおり、医療向けではなくあくまで参考値として使うようにしてください。

もちろんスポーツやアクティビティをよくする人にとっては、どの機能も参考値であっても役立つと思います。

バッテリーの長時間駆動は素晴らしい

ここまでいくつか機能について紹介してきましたが、それらを使ってもバッテリーが2日以上は持つというのが「Amazfit GTR2」の良いところだと思います。

連続心拍測定やストレス監視などをオンにすると、2〜3日程度でバッテリーの充電が必要になる感じですが、それらをオフにして通知メインのような使い方をすると、頻度によりますが7日程度は持ってくれます。

高機能になればなるほどバッテリーの持ちが悪くなるわけですが、それでも十分に持ってくれますし、何よりスリムなデザインであるにも関わらずというのが「Amazfit GTR2」の魅力です。

ちなみに充電に関しては、本体裏側にマグネット式充電器を取り付けることで充電が可能です。

反対側はUSB-Aコネクタとなっていますので、手持ちのUSB充電器に接続したりPCに接続するなどして手軽に充電ができます。

なお充電時間は2.5時間程度となっています。

全体的にクオリティも高く、おすすめできる

この数日間、充電以外のタイミングではほぼ着けっぱなしにして生活していますが、画面の見やすさや軽さ、着け心地の良さもあって非常に満足できます。

全体的にクオリティも高いですし、見た目も決して悪くないため、日常使いでもスポーツでも、仕事でも着けていける良いスマートウォッチだと思います。

あとは文字盤のデザインに気に入るものがあれば…というところでしょうか。

まとめ – 常に着けていたい方におすすめ

ということで、「Amazfit GTR2」について実機レビューをまとめてきましたが、全体的に非常にバランスが良くいためシーンを選ばず、昼も夜も着けっぱなしにしちゃいたい方にとっても良い選択肢です。

日常生活の活動トラッキングから睡眠モニタリングまで、これ一つで間に合うわけですし、仕事で着けていても変ではありませんから、とりあえず心拍やSpO2、睡眠が測定できて使いやすいものが欲しいと思う方でも選ぶ価値はあると思います。

しかし価格が、29,800円とややお高めですが、機能に納得がいけばデザイン面などを考えても、これならこの価格でも仕方ないかと感じる程度ではあると思いますので、興味のある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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