Google が Pixel デバイス向けに配信した 2025 年 12 月アップデート(Android 16 QPR2 安定版)では、公式には案内されていないものの、HDR 表示のまぶしさを抑えられる新しい「HDR 輝度補正」設定が追加されています。
この設定は、HDR コンテンツを再生すると画面が急に明るくなる、UI が白飛びして見えるといった悩みがあったユーザーに役立つものです。
この記事では、Pixel デバイスに追加された「HDR 輝度補正を使用する」の設定方法を紹介します。
HDR 輝度補正とは
HDR(High Dynamic Range)は映像の明暗差を豊かに表現できる技術ですが、スマートフォンでは HDR 表示時にディスプレイが急激に明るくなることがあります。これにより、暗い場所では眩しく感じたり、動画再生中に輝度が安定しないことがありました。
今回 Pixel に追加された「HDR 輝度補正を使用する」は、この過剰な明るさや不安定な輝度変化を抑えるためのオプションです。Android 16 ベータ版から提供されていましたが、今回のアップデートで安定版でも利用できるようになりました。
Pixel で「HDR 輝度補正」をオフにする方法
Android 16 QPR2 のアップデートした Pixel デバイスで、以下の手順で「HDR 輝度補正」の設定を変更できます。
- [設定] アプリを開く
- [ディスプレイとタップ] > [HDR 輝度補正] を開く
- [HDR 輝度補正を使用する] をオフにする
これで HDR 動画再生時や写真閲覧時の急な明るさ変化を抑制できます。

HDR を楽しみたい人はオン、落ち着いた明るさで見たい人はオフ、または状況に応じて手動で輝度を調整と使い分けが可能になります。
注意点
ただし、この設定をオフにすると、一部の HDR コンテンツでは本来の明るさ表現が控えめになる場合があります。
動画アプリによっても HDR の見え方が変わるため、好みに合わせて調整することをおすすめします。
まとめ
Pixel の 12 月アップデートでは、HDR 表示時のまぶしさや輝度の不安定さを抑えられる「HDR 輝度補正」設定が追加されました。
環境や好みに応じて調整することで、HDR コンテンツをより快適に視聴できるようになります。


