Pixel デバイス向けに 2025 年 12 月に配信された 「Android 16 QPR2」アップデートでは、アプリドロワーやクイック設定パネルなどの背景に適用されるぼかし効果(ブラー)を無効化できる新しい表示設定が追加されました。
前回の Android 16 QPR1 では「Material 3 Expressive」の一部として背景のガラス風ぼかしが導入されていましたが、視認性の低下や好みに合わないという声もありました。
今回の記事では、Android 16 QPR2 で導入された、このぼかしを抑えるオプション「ぼかし効果を減らす」の設定方法を紹介します。
ぼかし効果を無効にする方法
Android 16 QPR2 を適用した Pixel デバイスで背景ぼかしを無効にする手順は次の通りです。
- [設定] アプリを開く
- [ユーザー補助] > [色と動き] をタップ
- [ぼかし効果を減らす] をオンにする
これだけで、ぼかし効果が即時オフになります。

変更される箇所
「ぼかし効果を減らす」をオンにすると、次のような場所からぼかし効果がなくなります。
- アプリドロワーやクイック設定: これまで壁紙が透けて見えましたが、不透明で彩度の高い単色に変更されます。色はシステムのアクセントカラーに基づいて変化します。
- 最近使ったアプリ (マルチタスク画面): 背景ぼかしが消え、はっきりとした色の背景になります。
- トランジションアニメーション: ドロワーやクイック設定を開く際にアニメーションに含まれていたぼかしも削除されます。


ぼかしの揺らぎに視線が引っ張られがちだったユーザーや、よりシンプルでコントラストの高い UI を好む人にとって使いやすさが向上します。
まとめ
Android 16 QPR2 では、Google Pixel デバイスの UI から「ぼかし効果を減らす」ことのできる設定が追加されました。
アプリドロワーやクイック設定の背景が見づらいと感じていた場合や、よりクリアなインターフェースを求める場合に有効な設定です。
変更はすぐに反映されるため、興味のある方はまずは試してみてください。


