YouTube は、次世代の動画コーデック「AV2」での配信について、早ければ 2027 年初頭に Web 版から始める計画を明らかにしました。
「AV2」は、今年 5 月に Alliance for Open Media が最終仕様を発表した「AV1」の後継にあたる動画コーデックで、Netflix、Amazon、Apple といった企業は導入時期を示していませんが、FlatpanelsHD によると、YouTube の Des Keane 氏が Web 版での導入時期について言及しました。
AV2 の特長と対応状況
AV2 は、Alliance for Open Media が正式な仕様を公開したコーデックで、AV1 より 25〜32% 程度効率が高くなる見込みです。また、同じビットレートならより高画質に、同程度の画質ならより低いビットレートで配信できるため、通信量を抑えられます。
Keane 氏は、YouTube がオープンなコーデックを重視しているとして、2026 年 3 月時点で、視聴時間で加重したカタログの 90% 以上が AV1 で視聴でき、AV2 では映像の画質がさらに向上し、複数の動画を扱う新しい機能も使えるようになると説明しています。
Chrome の Engineering VP である Jim Bankoski 氏も、AV2 がブラウザーの新しい機能の土台になるとしており、例として、複数の動画を同時に表示するマルチビューの改善と、より高解像度で効率のよいビデオ会議を挙げています。
ただし、現時点では Web 版以外の対応時期については明らかになっていません。
なお、AV1 は 2018 年に登場したものの、AV1 のエンコードに対応したスマートフォンは Pixel 10 シリーズが最初でした。現時点では、AV2 に対応したデバイスやメディアプレーヤーはほとんどなく、AV2 の普及もハードウェアとソフトウェアの対応に左右される可能性があります。











