Google Home v4.17 がリリース。カメラ映像を自動化の開始条件に、Apple Music 再生も復旧

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Google は 2026 年 5 月 27 日付けのリリースノートで、Gemini for Home(早期アクセス)の新機能として、Nest カメラの映像を解析した結果をスマートホームの自動化の開始条件に使用できる機能の追加を発表しました。

同リリースノートでは、音声コマンドの対応範囲拡大や Apple Music 再生の復旧など、複数の改善も含まれています。今回のアップデートは Google Home アプリ バージョン 4.17 を対象として配信が開始されています。

日本でも Gemini for Home の早期アクセスは利用可能なため、これらの変更は今後日本でも順次利用できるようになる見込みです。

目次

カメラ映像を開始条件とする自動化

今回最も大きな変更として、Nest カメラ(および onn Outdoor Camera Plug-In などの一部 Gemini Built-in 対応カメラ)の映像を、スマートホーム自動化の開始条件として使える新機能が追加されました。

これまでの自動化は「動体を検知したらライトをオンにする」のような、あらかじめ決められた条件によるものでしたが、カメラが実際に映している内容を Gemini が解析し、その結果を開始条件として設定できるようになります。

設定は話し言葉や文章で記述するだけ行え、Google によると、以下のような場面を開始条件として使用できます。

  • Amazon の配達が届いた
  • 子供が玄関に近づいてきた
  • 特定の車種が私道に入ってきた
  • アライグマがゴミ箱に近づいた
  • ◯◯ が車から降りた(Familiar Faces を有効にした場合)

人物を指定する場合は「人 (person)」、「誰か (people)」のような一般的な表現の使用が推奨されており、特定の人物を対象にしたい場合は「認識済みの人物の検出」を有効にして名前を指定することもできます。

なお、この機能はまだ学習中の段階であり、映像に明確に映るものを具体的に説明することが精度向上のコツとされています。

音声操作と音楽再生の改善

今回のリリースノートでは、音声コマンドの対応範囲拡大と音楽再生まわりの改善が複数含まれています。

複数アクションの同時実行がさらに拡張

1 回の発話で実行できるアクションの組み合わせがさらに広がり、「ブラインドを下げて、照明を暗くして、20 分のタイマーをセットして、お気に入りのポッドキャストを流して」のように、複数の操作を 1 回の発話でまとめて実行できます。

カジュアルな表現への対応も改善されており、「リビングをもう少し暖かく」のような曖昧な指示でも安定して反応するようになっています。

Gemini の応答のみを止める機能

音楽が再生されている状態で Gemini に質問した際、「ストップ」と言うだけで Gemini の音声応答だけを止めることができるようになりました。

これまでは「ストップ」と言うと再生中の音楽も停止してしまっていましたが、今回の改善でバックグラウンドの音楽はそのまま継続されます。

Apple Music 再生が復旧

スピーカーでの Apple Music 再生ができなくなっていた問題が修正され、Google は Apple との協力によって問題を解消したと説明しています。

また、スピーカーやディスプレイを Bluetooth スピーカーとして使用する際の信頼性も改善されており、「Bluetooth に接続 (Pair Bluetooth)」と話しかけることで Bluetooth 接続したデバイスからの音楽再生が行えます。

プラットフォームの改善

今回のリリースノートでは、信頼性と応答速度についても継続的な改善が行われていることが記載されています。

  • 応答信頼性の向上 : 音楽再生や照明制御など対応済みのタスクで「対応できない」と誤って応答する問題を軽減
  • アラーム・タイマーの最適化 : ストップとスヌーズのコマンドの速度が向上し、複数タイマーが同時に動いている状況での判別精度も改善
  • 回答の完全性向上 : 天気・スポーツ・一般知識に関する質問への回答がより網羅的になり、重要な情報が最初から提示されるように

Google Home アプリ 4.17 のその他の変更

Google Home アプリ バージョン 4.17 では、Gemini for Home の新機能に加え、アプリ全体にわたる細かな改善も行われています。

「認識済みの人物」の UI 改善

顔認識機能「認識済みの人物」の管理画面が整理され、名前の候補表示とボタンのレイアウトが見やすくなりました。

スマートホームウィジェットの応答速度向上

スマートプラグ・照明・スイッチをホーム画面のウィジェットから操作する際、最初のタップで反応するよう応答速度が改善されました。

Wear OS のお気に入り管理を修正

Wear OS 版 Google Home アプリで、時計からお気に入りデバイスを編集する際にデバイス名や並び替えオプションが表示されない問題が修正されました。

フィードバックと動画クリップの共有

カメラの動画クリップに関するフィードバックを Google に送信できるようになりました。

また、製品改善や AI モデルのトレーニングを目的として、動画クリップそのものを Google と共有することも選択できます。

記事執筆時点では、筆者が確認したところ Google Home アプリのバージョンはまだ v4.16 となっており、今回の変更について確認することはできませんでした。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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