Google は 2026 年 6 月 30 日(現地時間)、Google ドライブの「Gemini に相談 (Ask Gemini in Drive)」および「AI による概要」を Android および iOS アプリに展開したことを発表しました。
どちらも Web 版 Google ドライブで今年 4 月から一般提供が開始されていましたが、今後はモバイルアプリでも利用できるようになります。日本語でも利用することができます。
Google ドライブの「Gemini に相談」とは
Google ドライブにおける「Gemini に相談」は、ドライブ内のファイルやフォルダを対象に、会話形式で情報を検索・整理できる機能です。
検索バーの右側にある Gemini アイコンをタップしてサイドパネルを開き、ドライブや他の Workspace アプリ、Web 上のコンテンツを横断的に調べられることができます。




特定のファイルやフォルダに絞って質問できるため、関連性の高いコンテンツに基づいたより正確な回答を得られる点が特徴です。また、過去の会話履歴が保存されており、途中から会話を再開して以前の内容を振り返ることもできます。


データの取り扱いについては、ドライブのアーキテクチャに直接組み込まれる形で機能が提供されており、ファイルのコピーや複製は行われません。アクセス権限や DLP ポリシー、IRM といった既存のデータ保護・セキュリティ管理もそのまま適用されます。
「AI による概要」も同時にモバイル対応
検索結果の上部に要約を表示する「AI による概要」も、Android および iOS 向けに展開されます。
ファイルを一つずつ開かなくても、検索内容に関連した複数のファイルの情報を要約できる機能で、「春季カタログの内容を教えて」のように自然な文章で質問できます。


求めている情報が事実の確認なのか、プロジェクトの概要なのか、特定のファイル一覧なのかを Gemini が自動で判断し、回答の形式を調整します。また、ワンタップで「Gemini に相談」に移行できます
対象ユーザーと展開スケジュール
Google ドライブにおける「Gemini に相談」および「AI による概要」は、管理者が Gemini for Workspace in Drive を有効にしている場合、デフォルトで利用できます。エンドユーザー側は、Workspace のスマート機能が有効になっている必要があります。
対象プランは以下のとおりです。
- ビジネス: Business Standard、Business Plus
- エンタープライズ: Enterprise Standard、Enterprise Plus
- 個人のユーザー: Google AI Pro、Google AI Ultra
- AI アドオン: Google AI Pro for Education
即時リリースおよび計画的リリースドメイン向けの展開は、2026 年 6 月 26 日からすでに始まっていますが、全ユーザーに反映されるまで通常より長い期間がかかる可能性があるとされています。
なお、記事執筆時点で HelenTech の管理する Google Workspace アカウントおよび個人のアカウントのモバイルアプリで「Gemini に相談」を確認することができましたが、ドライブ以外の Workspace アプリや Web 上のコンテンツを検索対象に含める機能は利用できませんでした。また、検索結果の「AI による概要」も展開されていませんでした。








