Google の Gemini 担当 VP である Josh Woodward 氏は X の投稿で、ユーザーから寄せられた Gemini アプリへの改善要望について、上位 10 項目とそれぞれへの対応状況を公開しました。
Woodward 氏は 2026 年 7 月 8 日、Gemini アプリのどのような点に改善の余地があるかをユーザーに尋ねており、1,700 件を超える返信の中から特に多かった要望を翌日に重要度順にまとめて紹介しています。
最多の要望は Workspace 連携の安定性
最も多く挙げられた要望は、Gmail や ドキュメント、スライド、Keep、ToDo リストといった Google Workspace 系アプリとの連携をより安定して動作させることでした。
Woodward 氏はこの点について全面的に同意するとした上で、エージェント機能「Gemini Spark」向けにはすでに一部の改善を実施済みであるとしつつ、アプリ全体でさらなる強化が必要だと述べています。
2 番目に多かったのは、ツールの呼び出しの信頼性向上を求める声でした。Woodward 氏はこの点についても強く同意しており、具体的な時期には触れていないものの、近いうちに目に見える改善があるとコメントしています。
3 番目には、チャットのプロジェクトやフォルダ管理の改善が挙げられました。Google は「ノートブック」機能をその一歩と位置付けているものの、Woodward 氏は現状では不十分だとし、この機能自体を見直す方針を示しています。
Deep Research の機能拡張や Nano Banana の透かしにも言及
Deep Research に関しては、作成したレポートを NotebookLM へエクスポートする機能や、同一チャット内で Deep Research モードと Flash、Pro の各モデルを切り替えられるようにしてほしいという要望がありました。Woodward 氏は、これらの要望を把握していなかったとした上で、いずれも良い提案だとして対応を検討する考えを示しています。
画像生成モデル「Nano Banana」で生成した画像から透かしを除去できるようにしてほしいという要望も出ましたが、Woodward 氏は国によって異なる AI 関連規制を踏まえて対応を検討する必要があるとしています。
MCP 対応の拡大やメッセージ編集は対応が進行中
このほか、Woodward 氏は次の項目についても Google の対応状況を説明しています。
- MCP と Custom Skills の追加: Gemini Spark ではすでに早期対応を開始しており、対応範囲の拡大を進めている
- チャット履歴内の任意メッセージの編集: 対応を進めている
- 音声入力の精度向上: 優先度の高い項目として取り組んでおり、寄せられた個別の返信も確認するとしている
- モバイルアプリのスクロール不具合: 修正を進めている
一方、上位 10 項目のうち、有名人の肖像権に関するガードレールについては改善の予定がないとし、現状のまま維持する方針だと述べています。
Woodward 氏が挙げた要望 Top 10
Woodward 氏が公開した上位 10 項目は次のとおりです。
- Google Workspace 連携の安定性向上
- ツール呼び出しの信頼性向上
- チャットのプロジェクト、フォルダ管理の改善
- MCP と Custom Skills の追加
- Deep Research のエクスポート、モデル切り替え対応
- Nano Banana の透かし除去
- チャット履歴内の任意メッセージの編集
- 音声入力の精度向上
- モバイルアプリのスクロール不具合の修正
- 有名人の肖像権ガードレール(対応予定なし)
このうち筆者も、Workspace 連携やツール呼び出しの信頼性については早期の改善を求めています。また、チャットのプロジェクトやフォルダ管理についても、Workspace アカウントでは Gemini アプリの「ノートブック」機能が現時点で利用できず、対応を期待しています。








