Google 検索の AI 機能「What People Suggest」が提供終了。医療アドバイスの要約を廃止

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Google は、検索結果上で一般ユーザーからの医療や健康に関するアドバイスを AI が要約して提示する機能 What People Suggest の提供を終了しました。

この機能は 2025 年 3 月に発表され、主に米国のモバイル環境などを中心に提供されていましたが、現在は検索結果から完全に削除されています。

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一般ユーザーの体験談を要約する機能だった

当時の Google の発表によると、What People Suggest は専門家からの医学的な情報だけでなく、同じような経験を持つ他のユーザーの意見も参考にしたいというニーズに応えるための機能でした。

関節炎などの症状を抱える人がどのように運動しているかなど、オンラインの議論から多様な視点を AI で抽出し、理解しやすいテーマに整理して表示する仕組みとして導入されました。

また、Google は「AI による概要」における健康関連トピックを数千規模に拡大し、モバイル環境から順次日本語を含む複数の言語へ展開することも発表していました。

しかし、日本の Google 検索環境で What People Suggest が大々的に展開される前に、機能自体が取り下げられる結果となりました。

提供終了の理由は検索結果の簡素化

The Guardian などによれば、Google の広報担当者はすでに同機能の廃止を認め、機能の削除は安全性や情報の質が原因ではなく、検索結果ページの全体的な簡素化の一環であると説明しています。

一方で、「AI による概要」が過去に一部の医療系クエリに対して不正確な情報を提示した経緯を考慮すると、非専門家の意見を検索のトップに表示することのリスクを重く見た結果であるとも推測できます。

今後の AI 検索における医療情報の扱い

今回の機能の廃止は、Google が医療分野における AI 活用方針を、クラウドソーシングによる意見集約から、より専門的で安全性の高い情報提供へとシフトさせていることを示しています。

機能が廃止されたことで、Reddit などのフォーラムやオンラインコミュニティで個人的な体験談を直接探す必要が生じますが、医療や健康に関する情報検索においては手軽さよりも情報の正確性と安全性が最優先されるべきであり、Google の今回の対応は、検索品質を保つための妥当な判断と言えます。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。
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