Google は、検索機能の「AI モード」内で提供している「Canvas」機能をアップデートし、新たに文書作成やコーディングタスクをサポートしたことを発表しました。
このアップデートに伴い、これまでは Search Labs の実験的な機能だった Canvas が、米国の英語ユーザー全員に向けて正式に展開されています。
文書作成やコーディングへの対応
今回のアップデートにより、Canvas は単なる検索結果の整理だけでなく、検索画面上で直接ドキュメントの草稿を作成したり、インタラクティブなツールを生成したりすることが可能になりました。
もともと Canvas は Gemini 向けのワークスペースとして登場し、昨年検索の AI モードに統合されていますが、検索上からも旅行の計画や試験勉強のサポートといった用途から、より高度なクリエイティブ作業や開発タスクをこなせるようになります。
プロトタイプ生成の手順と機能
実際にツールやダッシュボードを作成するには、「AI モード」のツールメニューから Canvas オプションを選択し、作成したい内容をプロンプトとして入力します。
指示を出すと、画面横の Canvas パネルに機能するプロトタイプが生成されます。この際、Web 上の最新情報や Google のナレッジグラフのデータが自動的に組み込まれる仕組みです。
生成されたプロトタイプはそのまま動作を確認できるほか、会話形式で追加の指示を出して機能を微調整することもできます。さらに、コードビューに切り替えて背後にあるコードを直接確認・編集することも可能です。
検索画面で完結する利便性
Google が初期テストの活用例として紹介しているもののなかに、複数の奨学金の要件や期限、金額などを視覚化して管理するダッシュボードの作成があります。
別途開発環境を用意することなく、検索の延長線上で手軽にアプリのプロトタイプを構築できる点は、作業効率を引き上げる実用的な機能と言えます。
現時点では米国の英語環境のみでの提供となっていますが、今後の日本国内での展開にも期待したいところです。


