Google が Android 17 で導入される新しい「連絡先ピッカー」の詳細を公開

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Google は 2026 年 3 月 25 日(現地時間)、 Android Developers Blog にて Android 17 で導入される新しい「連絡先ピッカー(Contact Picker)」の詳細な仕様と仕組みを公開しました。

この新機能により、ユーザーはアプリに対して連絡先全体へのアクセス権を渡すことなく、選択した特定の連絡先やデータのみを共有できるようになります。

目次

新しい連絡先ピッカーの仕組み

先月の Android 17 Beta 2 に関する記事でもお伝えしたように、これまでアプリが連絡先情報にアクセスする際は、広範な読み取り権限(READ_CONTACTS)を要求するのが一般的でした。しかし、この仕組みではアプリに必要以上のデータが渡ってしまうというプライバシー上の懸念がありました。

Android 17 で導入される新しい連絡先ピッカー(Intent.ACTION_PICK_CONTACTS)は、すでに導入されている「写真ピッカー」と同じようなアプローチをとっています。

アプリ側は連絡先全体ではなく、ユーザーがピッカー画面で選択した特定の連絡先に対してのみアクセスできるようになります。

取得データの細分化と複数プロファイルへの対応

アプリ側が要求できるデータも細分化されており、アプリが「電話番号」だけを必要としている場合、連絡先全体やメールアドレスなどの不要な情報を受け取ることなく、電話番号のデータフィールドのみを要求・取得することが可能です。

アプリへの権限付与はセッションベースの一時的なものとなるため、アクセス権が不必要に残り続けることはありません。

この連絡先ピッカーは、1 件の連絡先だけでなく複数選択にも対応しており、開発者側で一度に選択できる件数の上限を設定することも可能です。

さらに、デバイス内のメインプロファイルだけでなく、仕事用プロファイルや複製されたプロファイル、プライベートスペースなどに保存されている連絡先からも選択できます。

OS 全体に分散している情報をシームレスに扱えるようになるため、普段から仕事とプライベートでプロファイルを使い分けているユーザーにとっても実用的なアップデートと言えます。

従来アプリとの互換性

Android 17 以降のデバイスでは、従来の古いインテント(ACTION_PICK)を使用しているアプリでも、自動的にこの新しい安全なインターフェースにアップグレードされる仕組みが用意されています。

ただし、複数選択などの新機能をフル活用するには、開発者側でコードの最適化を行うことが推奨されています。

アプリに対して連絡先へのアクセスを許可することに抵抗を感じるユーザーは少なくありませんが、今回の Android 17 の連絡先ピッカーの導入によって、アプリ側は必要な情報だけを取得できるようになり、ユーザーも連絡先の一部を共有しやすくなります。

プライバシー保護と利便性の両方を向上させる機能として、正式リリース後の普及が期待されます。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。
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