Google は 2026 年 3 月 17 日(現地時間)、今月 2 回目となる Gemini for Home の大型アップデートを展開しています。
今回のアップデートでは、音声アシスタントの応答速度が最大 40% 改善されたほか、アラームやタイマーの機能強化が行われました。さらに、日本を含む 14 カ国で Google Home アプリの新しい Gemini 機能 (Gemini for Home) の早期アクセス版の展開が開始します。
記事執筆時点では、筆者の Google Home アプリで Gemini for Home の展開をまだ確認できませんでした。
音声操作の高速化とスマートな応答
日々の生活でよく使う「電気をつけて」といったスマートホームの操作において、音声アシスタントの遅延が最大 40% 改善されました。
これまでの音声操作では一呼吸待たされることもありましたが、この改善により、日常的なスマートホーム操作のストレスが大きく軽減されることが期待できます。
また、アラームやタイマー、カレンダーなどの応答がより簡潔になり、例えば「はい、9 時にアラームを設定しました」という返答から「9 時にアラームを設定しました」と短くなります。
さらに、Gemini for Home にアップデートされているアラームやタイマーの設定において、「ワールドカップの試合開始に合わせてアラームを設定して」といった自然な文脈でのリクエストに対応できるほか、1 回の音声コマンドで複数のタイマーを操作したり、元の設定時間と残り時間の両方を確認したりできるようになります。
翻訳モードの高速化と多言語対応
Gemini Live の翻訳モードも大幅に高速化され、日本語を含む 30 言語間の翻訳をサポートしており、「スペイン語の通訳になって」と話しかけるだけで、これまで以上に素早くスムーズな会話のやり取りが可能になりました。
Google Home アプリの Gemini 機能が日本でも展開
今回のアップデートにより、Google Home アプリの「家 に相談する」や「Help me create(作成サポート)」といった Gemini ベースの機能の早期アクセスが、日本を含む 14 カ国で新たに利用可能になります。
冒頭でもお伝えしたように、現時点ではまだ利用を確認できていませんが、ようやく日本のユーザーも Gemini for Home を試せるようになります。

なお、機能の一部を利用するには有料プランの Google Home Premium への加入が必要なことに注意してください。
新しい自動化機能の追加
Google Home アプリのオートメーションエディタに、新しい開始条件やアクションが追加され、オーブンの動作状態をトリガーにしたり、スマート電球のウェイク(起床)やスリープ(就寝)エフェクトをアクションとして細かく設定したりできるようになります。
これらの新機能は順次「家に相談」や「作成サポート」のツールにも統合される予定です。
リリースノートの内容 (2026 年 3 月 17 日)
以下は 2026 年 3 月 17 日付けの Google Home リリースノートの詳細です。現時点ではまだ日本語版は提供されておらず、英語版の内容を翻訳しています。
Gemini for Home: 音声アシスタント (早期アクセス)
- 言語の拡大
- 新しい言語の拡大: Bonjour, Canada! カナダ全土に早期アクセスを拡大し、カナダフランス語のサポートを追加しました。お好みの言語で最新機能を試すには、Google Home アプリをバージョン 4.12 にアップデートしてください。
- Gemini Live の翻訳がより速く、より高機能に: 翻訳モードでの応答時間が大幅に短縮されました(Google Home Premium の定期購入者向け)。「ねえ Google、スペイン語の通訳になってくれる?」と話しかけるだけです。現在、以下の 30 言語間の翻訳をサポートしています:アラビア語、ブルガリア語、中国語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、英語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ヒンディー語、ハンガリー語、インドネシア語、イタリア語、日本語、韓国語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ルーマニア語、ロシア語、セルビア語、スロバキア語、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、ウクライナ語、ベトナム語
- 応答性と精度
- スマートホームのレイテンシ: 最もよく使われるスマートホームのコマンドが高速化されました。「電気をつけて」などの日常的なコマンドの遅延が最大 40% 改善されます。
- より正確なローカル情報: Gemini for Home が地域の天気の単位をより正確に検出し、関連性の高いローカルニュースの回答を提供するようになりました。
- 合理化された応答: 生産性を維持するための多くの機能(アラームやタイマー、メモやリスト、カレンダーの予定など)について、応答の冗長さを減らしました。例えば、「はい、午前 9 時にアラームを作成しました」の代わりに、Gemini は単に「午前 9 時にアラームを設定しました」と応答します。
- アラームとタイマー: アラームとタイマーに関する Gemini のいくつかの改善を展開しました。
- Gemini が持つ世の中の知識に基づいてアラームやタイマーを設定。「[チーム A 対 チーム B]の試合開始に合わせてアラームを設定して」など。
- 残り時間に加えて、タイマーの初期設定時間を尋ねる。「タイマーの元の時間は何分で、残り時間はどれくらい?」など。
- 1 回の操作で複数のアラームやタイマーのコマンドを実行。「タイマーをキャンセルして、新しいタイマーを設定して」など。
- 修正 – 繰り返しのアラームとタイマーの設定。「平日の午前 7 時に起こして」など。
- 修正 – アラームのスヌーズ。「午前 10 時までスヌーズして」など。
- カレンダー: 同じ詳細内容で複数のカレンダーの予定を作成できるようになりました。ランチの予定を作成した後、「来週も同じものを作ってくれる?」と尋ねてみてください。
Google Home アプリ
- 国と言語の拡大
- Ask Home、Home Brief、Help me create、Gemini for Home のカメラ機能など、Gemini for Home 機能の早期アクセスを、Google Home Premium が利用可能な国のより多くのユーザーに拡大します。これらの機能の早期アクセスは、すでにオーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、イギリス、アメリカのユーザーに提供されていましたが、本日より新たに 14 カ国(オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイス)にアクセスが拡大されます。 対象国にお住まいの場合は、Google Home アプリでこれらの機能が設定可能になったことが表示されます。一部の機能には Google Home Premium の定期購入が必要です。
- 新しい Google Home 自動化機能
- 本日より、新しい開始条件、条件、アクションを展開します。これらは、自動化エディタを使用する Google Home アプリでのみ利用可能です。まもなく Ask Home および Help me create の自動化ツールにも統合される予定です。
- 新しい開始条件/条件:
- オーブンが実行中、停止、一時停止、またはエラーが発生している: 例「オーブンが実行中のとき…」
- 新しいアクション:
- 音声アシスタントが地域の天気を報告: 例「明日の天気をアナウンスして」
- スマート電球のウェイク設定: 例「…寝室の照明のウェイクライトエフェクトを AM に開始して」
- スマート電球のパルス設定: 例「…リビングの照明を 1 分間パルスさせて」
- スマート電球のスリープ設定: 例「…子供部屋でスリープライトエフェクトを 10 分間開始して」
まとめ
今回のアップデートにより、スマートホームの音声操作の遅延改善や、アラームなどの応答の短縮が行われました。
また、日本を含む 14 カ国で Google Home アプリの Gemini 機能の早期アクセス版が順次展開されます。記事執筆時点では筆者の実機環境で展開を確認できていませんが、今後順次利用可能になる見込みです。
一部の機能の利用には、有料プランの Google Home Premium への加入が必要となります。ご自身の環境で機能が展開されているかは、Google Home アプリから確認できます。


