Samsung が 2026 年 2 月 26 日に開催した Galaxy Unpacked イベントにおいて、Google の Android エコシステム担当プレジデントである Sameer Samat 氏が登壇し、次期「Android 17」に向けた新機能の予告と、今後の Android の展開について発表しました。
OS からインテリジェントシステムへの進化
Google は今後の展開として、Android を従来のオペレーティングシステム(OS)から、AI を中核に据えた「インテリジェントシステム」へと進化させるビジョンを掲げています。
プラットフォーム全体がユーザーの意図を理解し、ユーザーのために機能するようになることが、Android の「次の章」であると強調されました。
Android 17 への布石として、Gemini がアプリをまたいで自動でタスクを完了させる新機能も発表され、この機能は来月にも Galaxy S26 シリーズおよび Pixel 10 シリーズに先行して提供される予定です。
デバイスの利便性を高める新機能の先行展開
Android 17 の本格展開に先立ち、スマートフォンの日常的な使い勝手やセキュリティを向上させる機能も発表されました。
- 次世代の「かこって検索」: 画面上の複数のオブジェクトを一度に検索できるようになります。この機能はすでに Galaxy S26 シリーズおよび Pixel 10 シリーズ向けに展開が開始されています。
- 詐欺検出(Scam Detection): Google の高度なオンデバイス AI を活用したプロアクティブな通話保護機能です。これが Samsung の電話アプリに直接組み込まれ、より安全な通話環境が提供されます。
これまで Pixel デバイス向けに先行提供されてきた強力な AI 機能が Galaxy にも統合されることで、Android エコシステム全体の底上げが着実に進んでいます。
Android 17 に向けた今後のスケジュール
Android 17 については、今月初めに最初のベータ版がリリースされたものの、主要な新機能はまだ公式には言及されていません。Samat 氏は「今後数ヶ月以内にさらに詳細を共有する」と述べており、例年通りであれば 5 月の Google I/O で詳細が明かされるはずです。
今年の Android 17 は 6 月の安定版リリースに向けて 5 月にはほぼ完成するスケジュールとなっています。そのため、今年の Google I/O では Android 17 の基本機能の発表にとどまらず、今年 12 月に予定されている QPR2 など、さらに先のアップデートに向けた機能が先行して披露される可能性もありそうです。
今回の発表は、Android が単なるツールから「自律的に動くアシスタント」へ変わる過渡期であることを強く印象付けるものでした。すでに Android 17 Beta は利用可能なため、今後の進展に期待です。


