Android デバイス間のファイル共有機能である「Quick Share」において、近くにいる「すべてのユーザー」からの受信を常時許可するオプションが削除され、10 分間の制限付きのみに変更されました。
Android Authority によると、この変更は Google Play 開発者サービスのベータ版 (v26.06.31) で確認されたもので、Apple の AirDrop と同様の仕様に変更される動きと見られます。
記事執筆時点では、筆者の Pixel 10 Pro Fold (Android 16 QPR2) および Pixel 10 Pro (Android 17 Beta 1) でオプションの削除を確認できており、すでに広く展開され始めているようです。
「すべてのユーザー」の常時許可が廃止へ
これまで Quick Share の公開範囲設定 (誰からファイルを受信するか) には、以下の 4 つのオプションが用意されていました。
- 自分のデバイス (同じ Google アカウント)
- 連絡先
- すべてのユーザー
- すべてのユーザー (10 分間のみ)
今回の変更により、常にすべてのユーザーからファイルを受信する設定が削除され、設定項目は 3 に減りました。

この変更は、セキュリティとプライバシー保護を目的としたものと考えられ、公共の場などで意図せず不特定多数から悪意のあるファイルや不適切な画像を送りつけられるリスクを抑えられるようになります。
Apple も iOS 16.2 以降、AirDrop の「すべての人」の設定を 10 分間に制限しており、Google もこの仕様に合わせたようです。
ちなみに、Chromebook の「Quick Share (クイック共有)」では最初から 10 分間の制限が設けられていました。
現在は段階的に展開中
今回の変更により、Quick Share をあえて「すべてのユーザー」設定を利用していたユーザーは、都度設定を有効にする操作が必要になります。
とはいえ、利便性とセキュリティのバランスを見直した結果と言えるため、今後は必要なときだけ許可するという運用に変えることをおすすめします。
なお、この変更はアプリのアップデートだけでなく、サーバー側で順次適用されている可能性があるため、デバイスやアカウントによって差があることに注意してください。


