Google は 2026 年 1 月 21 日、ロンドンで開催されている教育テクノロジーの見本市 BETT 2026 に合わせて、ChromeOS の新しい教育向け機能とデバイスを発表しました。
今回のアップデートでは、教室でのコラボレーションを促進するための「Class tools」の機能強化や、AI を活用した Chromebook Plus の新機能、既存のディスプレイ資産を有効活用するためのハードウェアソリューション Chromebox OPS の新モデルが紹介されています。
Class tools の機能強化とディスプレイ連携
昨年 Google は、管理された Chromebook 向けに、教師がリアルタイムで授業進行をコントロールしたり、生徒のエンゲージメントを高めたりするための「Class tools」を Google Workspace for Education Plus 向けにリリースしました。
これまではコンテンツの共有や生徒の画面確認、特定アプリへのロックといった機能が主でしたが、今回のアップデートでは新たに「Class tools display app」と、教師主導の画面共有および画面注釈機能が追加されます。
これにより、教員は数回クリックするだけで、自身の Chromebook の画面や特定の生徒の画面を教室のディスプレイやプロジェクターにミラーリングできるようになります。
回答をクラス全体で共有したり、議論が必要な課題を大きく表示したりといった操作が、複雑なケーブル接続や専用のキャスト機器が不要になります。
また、Class tools 使用時に画面上の任意の場所に注釈(アノテーション)を書き込める機能も追加されました。
Chromebook Plus の AI 機能と Chromebox OPS
すでに Chromebook Plus で利用できる AI 機能のうち、画面上の情報からテキストを抽出してコンテキストに応じた提案を行う「テキストキャプチャ」や、クイックインサートから画像を挿入する機能が紹介されています。
また、昨年発表された新しい Chromebox OPS デバイスにおいて、AOpen、LG、Newline、CTL から新モデルが投入されることも発表されました。
Gemini in Chrome による生産性向上
さらに Chromebook Plus デバイス向けの新機能として、ブラウザに統合された生成 AI 機能「Gemini in Chrome」の展開も発表されました。
これにより、教師や学生はブラウザ上で長文の記事や内容の濃い PDF、教育用動画の要約を即座に生成したり、重要な概念を抽出したりすることが可能になります。
また、サイドパネルからカレンダーなどの Google アプリに直接アクセスできる機能も統合されており、現在開いているページから離れることなくスケジュールの確認や会議の設定を行うことができます。
まとめ
今年の BETT 2026 では、ChromeOS デバイスだけでなく Class Tools の機能強化など、現場のニーズに合わせ追加が中心となりました。
また、先ほどは Acer から Kompanio 540 を搭載する Chromebook も発表されており、教育市場向けの新機種投入が続いています。
これらの新機能やデバイスが、いつ日本でもリリースされるかは分かりませんが、今後の展開に期待です。


