Google は 2026 年 1 月 20 日(現地時間)、Google チャットにおいてメッセージを他の会話やスペースへ「転送」できる機能を導入したことを発表しました。
これまでは、チャット内の特定の情報を他のメンバーやグループに共有したい場合、テキストをコピーして貼り付けるか、スクリーンショットを撮って送信するという手順が必要でした。
今回のアップデートにより、こうした手間をかけずに数クリックでスムーズに情報を共有できるようになります。
この機能のメリット
この新機能は、単にテキストを移動させるだけでなく、情報のコンテキストを維持できる点が大きなメリットです。
転送されたメッセージには、元の送信者やソースが表示されるため、受け取った側は「誰の発言か」がすぐに分かります。
また、添付ファイルもそのまま転送されるため、ファイルを探し直して再アップロードするといった作業も不要になります。元の会話に参加していないメンバーであっても、転送された内容と添付ファイルは閲覧可能です。
スレッド内で埋もれがちな重要な発言を、メインの会話ストリームや別のスペースに転送することで、チーム内での情報の可視性を高めるといった使い方が想定されます。
外部ユーザーを含む会話での制限
なお、この機能はセキュリティと情報漏洩防止の観点から、組織外のユーザー(外部ユーザー)が含まれる会話の転送にはいくつかの制限が設けられています。利用時は以下の点に注意が必要です。
- 内部のみの会話から、外部ユーザーを含む会話への転送はできません。
- 外部ユーザーを含む会話から、別の外部ユーザーを含む会話への転送はできません。
- 外部ユーザーを含む会話から、組織内部のみの会話への転送は可能です。
つまり、外部の人が見ている場所に情報を持ち出すことは制限されますが、外部とのやり取りを社内に共有することは許可されます。
なお、ダイレクトメッセージ(DM)やグループ DM から転送を行う際には、機密情報の取り扱いに注意を促すリマインダーが表示されます。
利用方法と提供時期
Google チャットのメッセージを転送するには、転送したいメッセージの「その他の操作(3 点リーダー)」メニューから「メッセージを転送」を選択し、送信先のチャットやスペースを選ぶだけです。

この機能は、Google Workspace の全ユーザー、Workspace Individual ユーザー、および個人の Google アカウントを持つユーザーを含むすべてのユーザーが利用できます。
展開スケジュールは次のとおりです。
- 即時リリースドメイン : : 2026 年 1 月 20 日から順次展開(最大 15 日)
- 計画的リリースドメイン : 2026 年 2 月 11 日から完全に展開(機能が表示されるまで 1 〜 3 日)
管理者側での設定項目はなく、デフォルトでユーザーに提供されます。
記事執筆時点では、筆者の管理する Google Workspace アカウントではまだ確認することができませんでした。


