Google は 2026 年 1 月 16 日(現地時間)、Google Workspace と Gemini を活用して会議の非効率性を解消し、生産性を向上させるための機能を紹介しました。
会議の準備段階から実施中、終了後のフォローアップまで、それぞれのフェーズで Gemini がどのように作業の負担を軽減できるかがまとめられています。
会議前のスケジュール調整を自動化
会議を設定する際、特に社外のメンバーが含まれていると、カレンダーの空き状況が見えないためにメールの往復が何度も発生しがちです。
これに対し、昨年 10 月に Gmail に組み込まれた Gemini の新機能「日程調整サポート (Help me schedule)」機能が役立ちます。

この機能は、ユーザーが会議を設定しようとしていることを認識し、Google カレンダーの空き状況とメールの内容に基づいて、最適な候補日時を自動的に提案します。これにより、メールで日時を調整する手間を大幅に削減できます。
現時点では 1 対 1 の調整のみをサポートしていますが、将来的には同僚の空き状況も考慮できるようになる予定です。
また、社内チームとの会議調整には、Google カレンダー内の Gemini を使うことで、参加者全員の空き状況に基づいて最適な時間を提案してくれるほか、もし提案された都合が悪くなった場合でも、ワンクリックで全員が空いている代替日時を探してリスケジュールすることが可能です。
もし全員が空いている時間帯がない場合でも、Gemini は「最も多くの参加者が参加できる時間帯」や「移動させやすい競合する予定」を識別して提示してくれます。
ただし、この機能はまだ Gemini Alpha の一部として提供されており、今後数週間以内に多くのユーザーに展開される予定です。
会議中の集中力を高めるサポート機能
会議が始まってからは、Google Meet に統合された Gemini で「自動メモ生成」機能を使用すると、Gemini が自動的に議論の内容を議事録としてまとめ、アクションアイテムの提案をしてくれます。

これにより、参加者はメモを取る作業から解放され、会話そのものに集中できるようになります。Google によれば、AI によるメモ作成機能の利用は年初から 13 倍以上に増加したとしています。
また、会議に遅れて参加したり、議論のペースが速くて聞き逃したりした場合でも、Meet のサイドパネルにある「Gemini に相談」を使って、会話を遮ることなく状況を確認したり、要点を明確にしたりすることが可能です。

さらに、「リアルタイムの音声翻訳」と「字幕の翻訳機能」も強化され、特に音声翻訳では、話し手の声やトーンを維持したまま翻訳されるため、より自然で臨場感のあるコミュニケーションが可能になります。
ただし、音声翻訳についてはまだ日本語に対応しておらず、字幕の翻訳のみサポートされています。
会議後のアクションを明確に
会議が終わった後も、Gemini の「自動メモ生成」を使用していれば、会議終了直後に議事録、文字起こし、推奨される次のステップが自動的に Gmail で送信され、カレンダーの予定にも添付されます。これにより、参加者全員がすぐに情報を共有・確認できます。
また、昨年 11 月に展開された Google Meet とチャットの連携により、会議中のチャット履歴が保存され、後からファイルを参照したり、会話の続けることができるようになりました。
メールで送られてきた議事録などをチャットに共有する際もスムーズに行えるようになっており、情報が一箇所に集約されることで、決定事項が埋もれてしまうのを防ぐことができます。
まとめ
一部の機能はまだ日本語環境では展開されていませんが、会議そのものだけでなく事前調整や事後処理でも Gemini を活用することで、スムーズに業務を進めることができます。
まずは難しく考えずに、色々と試してみて、実際の業務でどの程度手間が減るかを確認してみることをおすすめします。


