Google は、Gemini アプリで提供している最新モデル「Gemini 3」の利用制限に関する仕様変更を行い、「思考モード」と「Pro」モデルの利用回数カウントの分離を発表しました。
この変更によりそれぞれの利用枠が独立するため、一方のモデルを使用しても他方の利用可能回数には影響しなくなり、実質的な 1 日の利用上限枠が拡大されました。
モデルごとの独立した利用制限へ
昨年 11 月にリリースされた Gemini 3 では、モデルの選択肢として「高速モード(Gemini 3 Flash)」、「思考モード(Gemini 3 Flash ベースの推論モデル)」、「Pro(Gemini 3 Pro)」の 3 つが提供されています。
これまで、「思考モード」と「Pro」の 2 つの上位モデルは利用枠(プール)が共有されており、Google AI Pro ユーザーの場合、両モデル合わせて「1 日 100 回まで」という制限がありました。
しかし、今回の変更により、無料ユーザー、Google AI Pro / Google AI Ultra プランユーザーは次のような利用枠になります。
| 無料版 | Gemini AI Pro | Gemini AI Ultra | |
|---|---|---|---|
| Pro | 基本アクセス | 最大 100 / 1 日 | 最大 500 / 1 日 |
| 思考モード | 基本アクセス | 最大 300 / 1 日 | 最大 1,500 / 1 日 |
| 高速モード | 一般的なアクセス | ||
利用枠が分かれたことにより、AI Pro / AI Ultra では大きく回数が増加しています。
一方、無料版 Gemini ユーザーの基本アクセスは、需要に応じて日々上限が変動する可能性があります。
フィードバックに基づく変更
Google によれば、この変更は「日々のタスクでどのモデルを使うか決める際、より明確な基準と透明性が欲しい」というユーザーからのフィードバックを受けたものです。
これまでは、「複雑な問題を解くために思考モードを使いたいが、後でコーディングのために Pro を使う枠を残しておきたい」といったように、残りの回数を考慮してモデル選択を調整する必要がありました。
今後は、複雑な論理的思考が必要なタスクには「思考モード」、高度な数学やコーディングには「Pro」といったように、残りの回数を気にすることなく、タスクに適したモデルを選択して作業を進めることが可能になります。


