Google は 2026 年 1 月 13 日(米国時間)、Windows、Mac、Linux のデスクトップ向け Chrome ブラウザの安定版(Stable)チャンネル向けに最新の Chrome 144 へのメジャーアップデートをリリースしました。
今回のアップデートは、安定性の向上と複数の修正を含むもので、すべてのユーザーにアップデートの適用が推奨されます。配信は今後数日から数週間かけて順次展開される予定です。
デスクトップ版 Chrome 144 のアップデート詳細
今回の安定版リリースにより、デスクトップ向け Chrome は次のバージョンに更新されます。
- Windows / Mac:144.0.7559.59/.60
- Linux:144.0.7559.59
公式の変更ログによると、今回の更新には安定性の向上と複数のセキュリティ修正が含まれています。 Chrome 144 に含まれる新機能や取り組みについては、今後 Chrome および Chromium の公式ブログで詳細が公開される予定です。
修正されたセキュリティ脆弱性
今回のアップデートでは、外部研究者の報告を含む 10 件の脆弱性修正が実施されています。深刻度「High」に分類されるものが 3 件含まれており、早めの適用が推奨されます。
- High
- CVE-2026-0899: V8 における境界外メモリへのアクセス
- CVE-2026-0900: V8 における不適切な実装
- CVE-2026-0901: Blink における不適切な実装
- Medium
- CVE-2026-0902: V8 における不適切な実装
- CVE-2026-0903: ダウンロードにおける信頼できない入力の検証不足
- CVE-2026-0904: Digital Credentials における不正確なセキュリティ UI
- CVE-2026-0905: ネットワークにおけるポリシー適用の不備
- Low
- CVE-2026-0906: 不正確なセキュリティ UI
- CVE-2026-0907: Split View における不正確なセキュリティ UI
- CVE-2026-0908: ANGLE における解放済みメモリの使用 (Use after free)
Google は、修正版が広く展開されるまで詳細情報の公開を制限しており、悪用リスクを抑えています。現時点では、これらの脆弱性が実際に悪用されたという報告は記載されていませんが、V8 や Blink といったコアコンポーネントに関する修正が含まれているため注意が必要です。
手動によるアップデート方法
Chrome ブラウザは通常、バックグラウンドで自動的に更新されますが、以下の手順で手動で更新を確認し、適用することができます。
- Chrome ブラウザを開く
- 右上の「︙(3点リーダー)」アイコンをクリック
- [ヘルプ] > [Google Chrome について] を選択
- 自動的に更新の確認とダウンロードが始まります
- ダウンロード完了後、[再起動] ボタンをクリックして適用
まとめ
Chrome 144 のリリースは、Windows、Mac、Linux のいずれのユーザーにとっても重要なアップデートです。10 件のセキュリティ修正が含まれているため、特に安全性の観点からも、利用可能になり次第アップデートの適用を推奨します。
今後、導入された新機能などについては、Google から発表があるものと思われます。
Chrome 144 安定版に関する管理者向けリリースノートについては以下の記事をご覧ください。
なお、ChromeOS 144 安定版のリリースは、2026 年 1 月 27 日に予定されています。
Source: Google Chrome Releases


