Google Workspace の AI Ultra プラン、NotebookLM の機能制限を大幅緩和

Google は 2025 年 12 月 19 日（現地時間）、Google Workspace のアドオンとして提供されている「Google AI Ultra for Business」プランにおいて、NotebookLM の機能強化と上限の引き上げを発表しました。

これにより、高度なリサーチや分析を必要とする組織は、より大規模かつ柔軟に NotebookLM を活用できるようになります。

NotebookLM の制限緩和と機能強化

「Google AI Ultra for Business」は、特に高いリサーチ需要を持つ組織向けに設計された Workspace のアドオンです。

今回のアップデートでは、このプランを利用しているユーザーに対し、通常の NotebookLM よりも高い制限や優先的な機能アクセスが提供されることになりました。

例えば、以下のような制限緩和が挙げられています。

• マルチメディア生成の上限緩和：音声解説、動画解説、スライドデッキなどの作成可能数が増加
• 最大上限の拡大：作成できるノートブックの総数や、1 つのノートブックに追加できるソース（資料）数の増加
• ビジネス向けの調整：生成されたスライドデッキとインフォグラフィックから「透かし（Watermark）」を除去

なおこれらの上限緩和は Google Workspace アカウントだけではなく、個人の Google アカウントでも適用されています。

NotebookLM Ultra プランでは、ソースが 1 ノートあたり 600 件まで登録でき、チャットも 1 日 5,000 回と実質無制限に近い感覚で利用できることがわかります。また、唯一「透かしの除去」に対応している点も、対外的な資料作成を行うビジネスユーザーには大きなメリットです。

管理者設定と提供状況

これらの機能が適用されているかどうかは、NotebookLM の画面右上に「Ultra」バッジが表示されているかで確認できます。エンドユーザー側で個別に設定する項目はありません。

管理者向けの情報としては、この機能はデフォルトで「オン」になっていますが、必要に応じてドメイン、組織部門（OU）、またはグループ単位で無効化することも可能です。

今回のアップデートは即時展開されており、「Google AI Ultra for Business」アドオンを利用している環境であればすでに利用可能となっています。

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出典: Google Workspace Updates, Google Workspace 管理者ヘルプ