Google は 2025 年 12 月 18 日、Pixel デバイス向けに「Android 16 QPR3 Beta 1」の配信を開始したことを発表しました。
このアップデートは、2026 年 3 月に予定されている「Pixel Drop(機能追加アップデート)」に向けた最初の四半期プラットフォームリリース(QPR)のベータ版です。
最新のプラットフォーム機能、バグ修正、パフォーマンスの最適化に加え、2025 年 12 月のセキュリティパッチが含まれています。
Android 16 QPR3 Beta 1 で確認できた新機能と変更点は、以下の記事をご覧ください。
対象のデバイスとビルド
今回のアップデート対象には、Pixel 6 シリーズ以降の Pixel スマートフォンや Pixel Tablet が含まれています。以下は対象のデバイスです。
- Pixel 6 / Pixel 6 Pro
- Pixel 6a
- Pixel 7 / Pixel 7 Pro
- Pixel 7a
- Pixel Fold
- Pixel 8 / Pixel 8 Pro
- Pixel 8a
- Pixel 9
- Pixel 9 Pro / Pixel 9 Pro XL / Pixel 9 Pro Fold
- Pixel 9a
- Pixel 10
- Pixel 10 Pro / Pixel 10 Pro XL / Pixel 10 Pro Fold
ビルド番号は、Pixel 7a を除く全てのデバイスが CP11.251114.006、Pixel 7a のみ CP11.251114.004.A1 となっています。
筆者の Android ベータプログラム登録済み Pixel 9a でもアップデートを確認し、更新サイズは 559MB でした。

ベータ版の継続と離脱に関する重要な注意点
現在、Android 16 Beta を利用しているユーザーが、安定版である「Android 16 QPR2」の公開に合わせてベータプログラムを終了したい場合は、今回の QPR3 Beta 1 をインストールせずにプログラムを退会する必要があります。
QPR3 Beta 1 やそれ以降のアップデートを一度適用してしまうと、その後にプログラムを離脱する際、通常通りデバイス内のデータがすべて消去(初期化/ワイプ)されるため注意が必要です。
また、Google の Reddit 公式アカウントによると、今回の QPR3 Beta 1 を適用した後にベータプログラムを終了しようとすると、データの破損が発生する可能性があるという警告が出されています。
もし安定版への移行を検討しているのであれば、今回の Beta 1 をインストールする前に行うか、あるいは次回の Beta 2 を待ってから判断するほうが良さそうです。
アップデートの適用方法とフィードバック
すでに Android ベータプログラムに登録しているユーザーには、順次 OTA(無線)アップデートが配信されます。未登録のユーザーも、公式サイトから対象の Pixel デバイスを登録することで、すぐに Android 16 QPR3 Beta 1 を試すことが可能です。
本バージョンはあくまで開発途中のベータ版であるため、日常的に利用するアプリの動作が不安定になる可能性があります。
もし不具合に遭遇した場合は、ベータ版に含まれている「Android Beta Feedback」アプリから直接報告を送信できます。
記事執筆時点で、Android 16 QPR3 Beta 1 で確認できた新機能と変更点を紹介しています。以下の記事をご覧ください。


