先月、Google は Gemini の Nano Banana を活用した画像編集機能「リミックス」を Google メッセージアプリに導入しましたが、そのボタン配置については、ユーザーから少なからず不満の声が上がっていました。
しかし、Android Authority の報告によると、Google はユーザーからのフィードバックを受けてか、現在のボタン表示位置から変更する可能性があり、すでにテストをしていることが明らかになりました。
目立つボタンではなくなる可能性
Google メッセージの最新ベータ版(messages.android_20251212_00_RC01)の APK 解析により、これまで画像の上に重なるように表示されていた「リミックス」ボタンが、ユーザーの操作を妨げない位置に移動していることが確認されました。
現行の「リミックス」ボタンは、メッセージ内の画像やプレビュー画面の上に大きくフローティング表示されています。


この配置は写真の詳細確認やズーム操作の妨げになるほか、意図せずタップして編集画面が開いてしまうことがあり、使い勝手に課題がありました。
今回発見された変更後の UI では、メッセージ内の画像を長押しした際、これまではリアクションバーの下にあったボタンがコンテキストメニュー内の選択肢の一つとして格納されています。

また、画像を添付する画面でも、プレビュー上ではなくキャプション入力欄の左側に移動しました。これにより、画像そのものの視認性を損なうことなく、必要なときだけ機能にアクセスできるようになります。
メディアビューアでも左下隅へ移動していますが、デザインに統一感がなく、こちらはまだ調整中の段階と考えられます。
まとめ
現時点では機能を完全にオフにする設定は見当たらないようですが、少なくとも写真閲覧の邪魔にならない位置に移動するだけで、日常的な使い勝手は大きく改善されるはずです。
ただし、この変更は APK 解析によって発見されたものであり、正式版としてすべてのユーザーに展開されるかはまだ不明です。
Google はユーザーからのフィードバックを受けて改善をテストしており、将来のアップデートで採用されることに期待です。


