Android スマートフォン向けの「Google Pixel Watch」アプリのアップデートが展開され、スクリーンショットの連続撮影や自動保存など、スクリーンショットの仕様がついに改善されました。
筆者の Pixel Watch 4 では、Pixel Watch アプリのバージョン 4.2.0.833802130 以降で変更を確認しており、これにより、ようやく一般的なスマートウォッチと同様に手軽に画像の保存や管理ができるようになります。
これまでの課題と変更点
Pixel Watch のこれまでの仕様では、ウォッチでスクリーンショットを撮るとスマホ側に「共有」の通知が届くだけでした。
画像を保存するには通知をタップしてGoogle フォトやドライブへ手動でアップロードする必要があり、さらに通知を処理せずに次のスクリーンショットを撮ると、前の通知が消えてしまう(上書きされる)という問題がありました。
しかし、今回のアップデートによって、次の 3 つの挙動が改善されています。
- スクリーンショットの自動保存に対応 : ウォッチで撮影した画像はスマートフォンの内部ストレージ(Pictures / スマートウォッチのスクリーンショット フォルダ)に自動的に保存されるようになりました。
- 連続撮影が可能に : これまでは新しい通知が来ると古い通知が消えて保存できませんでしたが、アップデート後は通知が続けて表示され、連続で画面を撮影しても保存されるようになります。
- 通知のアクションが [タップして表示] に変更 : 通知をタップすると、これまでの共有シートではなく、デフォルトのギャラリーアプリや Google フォトで画像を直接開くようになりました。


なお、個人用プロファイルと仕事用プロファイルが共存していても、Pixel Watch のスクリーンショットの保存は自動的に個人のアカウントになります。
まとめ
Pixel Watch のスクリーンショット機能は、初代の発売から不便な仕様のままとなっていましたが、今回のアップデートでようやく実用的な仕様に改善されました。
とはいえ、Pixel Watch でスクリーンショットを撮る機会というのは限られているかもしれません。
まだ変更が反映されていない場合は、Pixel スマートフォンアプリなどから更新が届いているかを確認してみてください。

