Google は、Pixel スマートフォン向けのカメラアプリ「Pixel カメラ」の最新版となる バージョン 10.2 の配信を開始しました。
今回のアップデートでは、クイックアクセスコントロールの仕様が再調整され、明るさとシャドウの並びが従来の順序に戻されています。
クイックアクセスコントロールの順序が元の仕様に戻る
Pixel カメラには、昨年からファインダーをタップすることでホワイトバランス、明るさ、シャドウを素早く調整できるクイックアクセスコントロールが追加されていました。
しかし、2025 年 10 月に公開された Pixel カメラ v10.1 では Material 3 Expressive デザインへの変更に伴い、スライダーの順序がシャドウ・明るさへと入れ替わり、操作に違和感を覚えたユーザーもいました。
今回の Pixel カメラ 10.2 では、この部分が元の仕様に戻され、明るさ・シャドウの順で表示される従来の構成に再調整されました。
ドラッグハンドルのアイコンも以前のデザインへ戻り、操作性はこれまでの感覚に近くなります。


安定性改善も含まれるが、追加変更は確認されず
現時点で確認されている変更点はクイックアクセスコントロールの再調整が中心で、そのほかの大きな機能追加や UI 変更は見当たりません。
なお、Pixel の 12月アップデート(Android 16 QPR2)では、Pixel 9 シリーズ以降のデバイスを対象に「特定条件下でのカメラ安定性向上」 が記載されており、今回の Pixel カメラ 10.2 も内部的にそれらを補完している可能性があります。
まとめ
現在、Pixel カメラ v10.2 (v10.2.095.834499094.08) は、段階的に展開されており、今後数日かけて配信される見込みです。
記事執筆時点では、筆者の Google Pixel 10 Pro ではアップデートを確認しましたが、Pixel 9a は 10.1 のままとなっていました。
端末によって更新の反映に時間差が生じるため、更新が表示されない場合はしばらく時間を置いてから再度確認してみてください。
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出典: 9to5Google


