Google が提供しているスマートホーム向け AI「Gemini for Home」は、これまで Google Home や Nest の Google 製品のみが正式な対応デバイスとして案内されていました。
しかし、米国の早期アクセス(Public Preview)ユーザーの間では、Google が公式にサポートを明言していない サードパーティ製スマートスピーカーでも Gemini が動作している という報告が相次いでいます。ただし、現時点では日本で Gemini for Home はまだ提供されておらず、2026 年初頭以降にサポートされる可能性があります。
なお、11 月にも Lenovo Smart Display で Gemini for Home の通知が表示されたことが報告されており、Google 製以外のスマートスピーカーやディスプレイにも展開する可能性が示唆されていました。
サードパーティ製スマートスピーカーで Gemini が動作
Gemini for Home は従来の Google アシスタントから置き換わり、より自然な会話や複雑な指示の理解が可能になる新しい音声アシスタントです。Google の発表では Google 製ハードウェアのみが対象となっていましたが、現在は以下の Google アシスタント搭載デバイスで更新が確認されています。
- Lenovo Smart Display 10
- Lenovo Smart Clock
- Insignia Voice Speaker(Best Buy)
これらのデバイスのうち、Insignia は販売終了から数年が経過しており、サポートも停止しています。しかし、Gemini が動作するようになったことで、今後 JBL、Anker(Zolo)、Sony、Polk Audio など、他の Google アシスタント搭載スマートホームデバイスにも展開が広がる可能性を示しています。
ただし、今回確認された挙動はあくまで米国の早期アクセス環境に限定されており、正式対応や対象デバイスの拡大について Google からの告知はありません。
まとめ
今回、米国の Gemini for Home 早期アクセスユーザーから、販売を終了している製品を含むサードパーティのデバイスで Gemini が利用可能になったことが報告されました。
現時点では Google からの正式な発表はありませんが、今後アップデートの対象が拡大していく可能性があります。ただし、日本語環境のサードパーティ製スマートスピーカーに展開されるかは現時点では不明です。
出典: Android Authority, Reddit


