Google は 2025 年 12 月 8 日（米国時間）、 Google Meet において画面共有を開始した際に自動的にピクチャーインピクチャー（PiP）を表示する新しい動作を追加しました。
これにより、プレゼンテーションに集中しながら参加者の様子を視界に入れやすくなり、オンライン会議でのコミュニケーションがよりスムーズになることが期待されます。
記事執筆時点で、HelenTech の管理する即時リリースドメインの Google Workspace アカウントで展開を確認しています。
画面共有で自動的に PiP が開くように
今回の変更により、ユーザーが画面全体やウィンドウを共有すると、Meet が自動的に PiP 表示へ切り替わるようになりました。
これまでもタブ切り替え時に自動的に PiP を開く機能は提供されていましたが、画面共有への対応によって、発表資料を見ながら参加者の反応を確認しやすくなっています。
また、PiP を自動で開くタイミングをユーザーが選べるよう、Meet の設定画面に新しい選択肢が追加されています。
この設定は、Google Meet の [その他のオプション] > [設定] > [全般] の「ピクチャー イン ピクチャーの自動表示」から行うことができ、次の 4 つの動作から選択できます。
- 自動的に表示しない
- タブ切り替えときのみ
- 画面共有時のみ（ウィンドウと画面全体）
- 常に自動的に表示する
なお、タブ切り替え時に自動 PiP を有効にする場合は、ブラウザで一度だけ許可を与える必要があります。
提供状況と対象プラン
この機能は、即時リリースドメインですでに展開されており、計画的リリースドメインには 2025 年 12 月 15 日から 3 日以内に反映される予定です。
管理者向けの設定はなく、すべての Google Workspace プランと個人の Google アカウントで利用可能です。対応デバイスではデフォルトでオンになっており、ユーザーは必要に応じて設定を変更できます。
