Google は 2025 年 12 月 2 日(現地時間)、Google Meet のライブ配信において、モバイル端末から視聴するユーザーが、自分の好みに合わせて翻訳字幕の言語を選択できるようになりました。
これまでは、ライブ配信を開始する際に主催者が設定した 1 つの字幕言語がそのまま全視聴者に適用されていましたが、今回の変更により、視聴者それぞれが最も理解しやすい言語を選べるようになります。
モバイル視聴でも字幕言語を独自に選択可能に
今回のアップデートでは、ライブ配信視聴画面から字幕設定を開き、利用可能な翻訳言語の中から任意の言語を選択できます。主催者側に新しい設定は必要なく、各視聴者が自由に切り替えられる設計となっています。
従来は主催者が設定していた字幕が反映されていたため、異なる言語の視聴者にとってハードルになっていましたが、個別選択が可能になったことで、より多くのユーザーに配信内容が届きやすくなります。

この機能の変更により、大規模なイベントや研修、教育現場など、多言語の参加者が集まる場でも内容を追いやすくなり、視聴者ごとに最適な環境で配信を見られるようになります。字幕のオン・オフだけでなく言語の切り替えも視聴中に行えるため、状況に応じて柔軟に選択できる点もメリットです。
展開スケジュールと対象プラン
このアップデートは即時リリースおよび計画的リリースの両ドメインで、2025 年 11 月 28 日から 15 日以上かけて段階的に展開されています。
この機能は Workspace 管理者による設定は不要で、Google Workspace 全ユーザーが利用できます。なお、ライブ配信を開催できるのは対象ライセンスを持つユーザーのみで、一般ユーザーは字幕設定を操作可能です。


