Android Canary、外部ディスプレイ接続時にモード選択が可能に。次回動作の記憶にも対応

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Google は最新の Android Canary 2511 において、外部ディスプレイ接続時の挙動を変更するアップデートを導入していることが報告されました。

これは Android Authority によるもので、同ビルドでは Pixel スマートフォンを外部ディスプレイに接続すると、「デスクトップモード(デスクトップエクスペリエンス)」を使うか、単純に「ミラーリング」するかを選べる新しいダイアログが確認されています。

目次

現在の設定方法と今後の設定方法

Android 16 QPR1 の時点では、外部モニターを接続した際にデフォルトではミラーリングになってしまい、これをデスクトップモードに切り替えるためには、開発者オプションで「デスクトップエクスペリエンス」を有効にする必要があります。

その後は、[接続設定] > [外部ディスプレイ] から [内蔵ディスプレイをミラーリングする] で「デスクトップモード」と切り替えることはできますが、やや手間がかかります。

しかし、今回の変更により、接続した直後に適した操作を選べるようになり、作業環境に応じてモードを素早く切り替えられるようになります。

接続モニターごとに「デフォルト動作」を記憶

また、新しいダイアログには 「次回から表示しない(don’t ask me again)」 というチェックボックスが追加され、Android は接続するモニターごとにユーザーの選択を記憶できます。

たとえば、仕事で使う外部ディスプレイではデスクトップモード、自宅のテレビではミラーリングといった使い分けが自動的に行われるようになるため、PC に近い操作性になる点が大きな改善と言えます。

設定は後から変更することも可能で、新しく [設定] > [接続設定] > [外部ディスプレイ] > [デフォルトの接続動作] という項目が追加される予定です。

まとめ

これらの変更は、現在最新の Android Canary 2511 で確認されており、動作に問題がないとされていることから、今後の Android 16 QPR3 ベータ版などに含まれる可能性が考えられます。

デスクトップモードは、キーボードやマウスを組み合わせて本格的な作業環境をつくる際に便利ですが、外出先でテレビやプロジェクターに接続して画面だけ大きく表示したい場合にはミラーリングの方が適しています。

今回の改善により、こうした状況に応じた切り替えが格段にスムーズになり、Android デバイスを外部ディスプレイで使う際の利便性が高まることが期待されます。

出典: Android Authority

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著者情報

尾村 真英のアバター 尾村 真英 Technical Writer

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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