Google が進めているスマートホームデバイスにおける Google アシスタントから Gemini for Home への移行が、Google 製スマートディスプレイだけでなく、Lenovo Smart Display などの非 Google 製品にも広がる可能性が出てきました。
Reddit に投稿されたスクリーンショットによれば、Lenovo Smart Display 上に Gemini for Home の初期設定を示す画面が表示されており、正式な対応リストには含まれていないサードパーティ製デバイスで移行準備が確認されたのは今回が初めてです。
Lenovo Smart Display に「Gemini for Home」表示が確認される
Reddit ユーザーの報告によれば、Lenovo Smart Display に「Update in progress」と表示され、「Check back soon to get started with Gemini for Home」という案内が現れたとのことです。
画面に表示された UI は、Google が先月プレビューした Nest Hub の新しいインターフェースと非常によく似ており、青〜緑のグラデーションバナーや刷新されたホームタイルが再現されています。

Lenovo の Smart Display シリーズはすでに新機種が登場しておらず、現在は古い世代のスマートディスプレイとなっていますが、Google のスマートディスプレイ向け OS を採用しているため、Gemini for Home への移行は技術的に可能なデバイスといえます。
公開リストには含まれない「非公式」対象デバイス
Google はアシスタントから Gemini への移行対象として、以下の Google 製デバイスのみを公開しています。
- Google Home(第 1 世代)
- Google Home Mini(第 1 世代)
- Google Home Max
- Google Nest Mini(第 2 世代)
- Google Nest Audio
- Google Nest Hub(第 1・第 2 世代)
- Google Nest Hub Max
- Google Nest Wifi ポイント
これまで、公式にはサードパーティデバイスについては言及されていませんでしたが、Lenovo Smart Display に Gemini for Home の初期画面が表示されたことから、Google は公表している以上の範囲に移行を拡大している可能性があります。
Google アシスタントの基盤が段階的に廃止へ向かっていることを踏まえると、サードパーティ製スマートディスプレイだけが取り残される状況は現実的ではなく、Gemini 対応を進める理由は十分にあります。
海外では Gemini for Home のプレビューがすでに開始
Gemini for Home は、米国などで 2025 年 10 月末からプレビュー提供が始まっており、日本でも Google Home アプリから早期アクセス登録ができます。
プレビュー版では、より自然な新しい音声や新しい起動 LED、Nest Hub の全面的 UI リニューアル、Gemini Live の準備といった変更が確認されています。
まとめ
Lenovo Smart Display で Gemini for Home の初期画面が確認されたことで、Smart Display OS を搭載したサードパーティ製スマートディスプレイにも Gemini が展開される可能性が示されました。
まだ正式発表ではありませんが、アシスタントの廃止に向けた移行をスムーズに進めるため、Google がサードパーティ製デバイスを含めて対応範囲を広げていると考えられます。
出典: PiunikaWeb


