Google は、スマートホーム向けの新しい音声アシスタント「Gemini for Home」の展開開始から 2 週間が経過したことを受け、公式コミュニティ上で進捗を報告しました。
投稿によると、米国での初期提供は順調に進んでおり、ユーザーからの好意的なフィードバックと、いくつかの改善要望が寄せられているとのことです。
米国ユーザーで高評価、今後は第 1 四半期に他地域へ拡大予定
Google Nest チームの Mark 氏によると、「Gemini for Home」は現在、米国の Google Home ユーザーに段階的に展開されており、2026 年第 1 四半期以降に他の地域へ拡大する予定です。
同氏は「米国での提供を最優先に進めており、順次世界各国へ展開していく」とコメントしています。
また、展開の対象はユーザー単位ではなく「Google Home アプリで設定された各家」単位で行われており、複数の家を管理している場合は、まだ一部の Home のみがアップグレード対象となっている場合があると説明しています。
初期ユーザーの反応と改善項目
投稿では、ユーザーから寄せられたコメントの一部も紹介されています。
「Google HomeがGeminiでアップグレードされた。今日の天気予報を聞くだけじゃなく、本当に役立つようになった」
「大幅な改善。全く問題なし。本当に気に入った!!」
「これは完全にゲームチェンジャーだ」
こうした反応から、既存の Google アシスタントよりもスマートホーム操作での応答性や理解精度が向上していると評価されています。
一方で、複数の家庭を管理するユーザーから混乱の声も上がっており、Google は FAQ を更新して対応方法を明確化しました。たとえば、以下のような質問が追加されています。
- 複数の「家」を管理しているが、一部の Home でしか Gemini for Home が使えない
- 展開順序を早める方法はあるか
- 質問の理解精度が低いと感じた場合はどうすればよいか
こうした質問は初期ユーザーから多く寄せられており、Google は今後の正式展開に向けて改善を進めているとしています。
フィードバックは音声でも送信可能に
Google は、初期提供期間中に寄せられるユーザーのフィードバックを今後の改善に活用するとしており、Google Home デバイスに対して「Hey Google, send feedback (フィードバックを送信して)」と話しかけることで、直接意見を送信できるようになっています。
同チームは、報告された問題や改善提案をもとに、定期的に「Things to Know」ブログで最新情報を共有していくとしています。
まとめ
米国での展開から 2 週間が経過し、Gemini for Home はすでに多くのユーザーから高い評価を得ています。今後は 2026 年初旬にかけて、米国外への段階的な拡大が予定されています。
日本でもすでに Gemini for Home への早期アクセス登録が始まっており、Google Home アプリから参加申請が可能です。
正式な機能展開は 2026 年初旬を予定しているため、日本での提供開始も近いと見られます。


