Google マップ、車載版で AI 活用の「ライブレーンガイダンス」を導入。まず Polestar 4 から展開へ

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Google は、Android Automotive(Google built-in)向けの Google マップにおいて、AI と車載カメラを活用した新機能「ライブレーンガイダンス(Live Lane Guidance)」を導入することを発表しました。

この機能は、車両前方のカメラ映像を AI が解析し、道路標識や車線情報をリアルタイムで検出してナビゲーションに反映するものです。

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AI が車線を「見る」ナビ機能

ライブレーンガイダンスは、Polestar 4 の前方カメラを利用して道路状況を認識し、Google マップのナビゲーションと統合します。これにより、運転中に「現在いる車線」や「どの車線を走行すべきか」をリアルタイムで判断し、音声やビジュアルによる案内を行います。

たとえば、高速道路の左端を走行している状態で出口が右側にある場合、AI が自動的に検出し、早めに車線変更を促す指示を出します。ディスプレイ上では、推奨する車線が青色でハイライト表示され、視覚的にもわかりやすい案内が行われます。

Google は、この機能を「見知らぬ道でも安心して運転できるようにするための新しいサポート」と位置づけており、Polestar 側も「運転ストレスを減らし、安全性を高める UX 戦略の一環」としています。

Polestar 4 で先行導入、今後は他メーカーへ拡大

ライブレーンガイダンスは、今後数か月以内に米国とスウェーデンの Polestar 4 向けに順次展開される予定です。将来的には、他の車種や道路タイプにも拡大していくとしています。

Google マップのプロダクトマネジメントディレクターである Andrew Foster 氏は次のようにコメントしています。

Polestar は 2020 年に Google built-in を初めて搭載した自動車メーカーであり、今回も業界をリードする存在です。ライブレーンガイダンスの導入により、運転の自信を高め、ナビゲーションの新しい基準を確立します。

また、Polestar の UI/UX 部門責任者 Sid Odedra 氏も次のように述べています。

この 5 年間、Google との協力によって多くの機能を開発してきました。ライブレーンガイダンスは、その延長線上にあるもので、運転中のミスやストレスを軽減し、安全性をさらに高めます。

まとめ

AI とカメラを連動させる仕組みから、スマートフォン向けの Android Auto に導入される可能性は低そうですが、Android Automotive 搭載車ユーザーにとっては、より安心して走行できる期待のアップデートになりそうです。

出典: Google

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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