Google は 2025 年 11 月 3 日付で、Android デバイス向けに「Google Play 開発者サービス v25.43」および「Android TV Core Services v7.2.3」のアップデートを配信しました。
今回の更新では、アカウント管理や自動入力機能、ウォレット機能などの分野で改善が行われています。
以下に、今回の Google システムアップデートにおける主な変更点をまとめます。
Google Play 開発者サービス v25.43(2025 年 11 月 3 日)
Google Play 開発者サービスは、Android OS や Google 製アプリの中核機能を支えるコンポーネントです。今回のアップデートでは以下の変更が行われています。
アカウント管理
- [スマートフォン] 保護者が管理する連絡先や「スクールタイム」機能の操作性が改善され、より管理しやすくなりました。
 - [スマートフォン] 「Google 設定」内の [ストレージ] セクションが改善され、情報の確認や管理がしやすくなっています。
 
デベロッパーサービス
- [PC・スマートフォン] 画像のスキャン処理において、カメラのカスタマイズが可能になりました。アプリ開発者は、スキャン精度や挙動を柔軟に制御できます。
 
システム管理
- [Auto・PC・スマートフォン・TV・Wear] 各デバイスでシステム管理サービスが更新され、安定性が向上しています。
 
ユーティリティ
- [Auto・スマートフォン] Android の 自動入力機能で CVV(クレジットカードのセキュリティコード)の保存と取得がサポートされました。これにより、オンライン決済時の入力がよりスムーズになります。
 
ウォレット
- [スマートフォン] Gboard ユーザーが Pix 支払いを利用可能になりました。対応地域では、Google ウォレットを通じて直接 Pix で送金・決済が行えます。
 
Android TV Core Services v7.2.3(2025 年 11 月 3 日)
Android TV Core Services は、Google TV や Android TV デバイスでのバックグラウンド動作を支える主要コンポーネントです。
今回の v7.2.3 では、Backdrop(背景表示)にアカウント機能が追加され、ユーザーごとにカスタマイズされた背景を表示できるようになりました。また、SDK バージョンが 36 に更新され、最新の開発環境に対応しています。
まとめ
2025 年 11 月 3 日の Google システムアップデートでは、アカウント機能や自動入力の強化、ウォレットの支払い拡充など、利便性とセキュリティの両面で改善が加えられました。
特に Android TV Core Services のアカウント対応と SDK の更新は、今後のマルチユーザー対応や開発基盤強化に寄与すると見られます。
これらのアップデートは段階的に配信されるため、すべてのユーザーがすぐに反映されるとは限りません。


