Google Gemini の UI 変更が広く展開。モデルスイッチャーがプロンプトバー内に移動

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Google Gemini の UI が変更。モデルスイッチャーがプロンプトバー内に移動

Google は、Gemini アプリおよびウェブ版の UI デザインを刷新し、モデル切り替えメニューをプロンプトバー内に統合する変更を展開しています。

これにより、関連する操作が画面下部に集約され、モバイルでの操作性が向上しました。

目次

モデル切替の新デザイン

今回のアップデートにより、ユーザーはプロンプト入力画面の下部から直接モデルを切り替えられるようになりました。これまで上部に分かれていた操作が一箇所に集約され、より統一感のあるデザインとなっています。

モバイルアプリ(Android / iOS)

これまで、Gemini アプリのモデルスイッチャー(例:「2.5 Flash」「2.5 Pro」など)は、アプリ上部の「Gemini」ロゴ下に表示されていました。

新しいデザインでは、画面下部のプロンプトバー右端に移動し、[Gemini Live] や音声入力ボタン(円で囲まれたマイクアイコン)と並んで配置されています。

また、選択中のモデル名の周囲には淡い枠線が追加され、プロンプトバー内に適度な余白が設けられたことで、視認性も改善されました。モデル選択時に表示されるポップアップ(シート)のフォントサイズも大きくなり、読みやすさが向上しています。

Web 版 Gemini

Web 版では、これまで画面左上に配置されていたモデル選択メニューが、プロンプトバー内に「モデルを選択」というドロップダウンとして移動しました。

この統一により、デバイスや環境を問わず一貫した操作性が得られます。

実際に確認できた変更

HelenTech が利用している Google Workspace アカウント環境でも、Web 版についてはこの新デザインを確認済みです。

一方のモバイルアプリについては、個人用・仕事用アカウントを併用しているため確認できませんでした(仕事用アカウントが含まれる場合、Gemini モバイルアプリは利用不可)。なお、モバイルデバイスから Web 版にアクセスした場合には、新デザインを確認できました。

利用できる環境・展開状況

Gemini の新しいモデルスイッチャー UI は、以下の環境で順次展開中です。

  • Android アプリ:Google アプリ v16.42(ベータ版)以降
  • iOS アプリ:App Store 版 Gemini アプリで順次反映
  • Web 版:gemini.google.com にて確認可能

まとめ

今回の UI 変更は、Gemini における操作性の向上とデザイン統一を目的としたものです。

プロンプトバーへの統合によって、モデル切り替え・音声入力・Gemini Live の各機能が一箇所にまとまり、よりシームレスな操作が可能になりました。

今後も Gemini アプリでは、Chrome や Workspace、Android 向け機能との連携を見据えた UI の統合が進むとみられます。

出典: 9to5Google

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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