Google 検索の「AI モード」に、AI による画像生成機能が搭載される可能性が報告されました。
これは Android Authority が Android 向け Google アプリの最新ベータ版 (16.38.62) を解析したところ、この新機能を示唆するコードを発見しました。
この機能は、Google の AI モデル「Nano Banana」を利用して、検索をさらに便利にするものと見られます。
Google 検索の「AI モード」で画像生成が可能に?
現在、「AI モード」の検索バーにはマイクボタンと画像アップロードボタンが配置されていますが、テスト中のバージョンでは画像アップロードボタンが「+」アイコンに変更されています。
この「+」アイコンをタップすると、既存の画像アップロードやカメラに加え、「Create Images (画像を生成)」という新しい選択肢が表示されるようになります。

“Nano Banana” による画像生成
この新機能は、Gemini 2.5 Flash モデルをベースにし、リアルな画像を生成できる “Nano Banana” を利用する可能性があります。
アプリのコード内からは、画像生成メニューに関連する以下のような文字列が発見されており、”Nano Banana” の統合を示唆しています。
<string name="searchbox_aim_image_gen_menu_label_text">:banana: Create Images</string>
<string name="searchbox_aim_image_gen_menu_label_without_banana_icon_text">Create Images</string>
この機能が実装されれば、ユーザーはテキストで説明を入力するだけで画像を生成し、それを AI モードでの検索に活用できるようになると考えられます。
その他の機能もテスト中
今回の報告では、画像生成機能以外にもいくつかの新機能がテストされていることが明らかにされています。
- “Search Live” による連続した会話型検索: Google は “Search Live” という機能もテストしています。これは、Gemini Live のように、AI と連続した会話を行いながら検索できる機能です。
- 検索履歴の削除オプションに「過去 30 分」を追加: プライバシー関連の機能として、検索・閲覧アクティビティを削除するオプションに、新たに「過去30分」が追加されるテストも行われています。
まとめ
Google は、検索をさらに便利にするため「AI モード」における画像生成機能や対話型の “Search Live” などを積極的にテストしていることがわかりました。
ただし、現時点では開発中の機能であり、最終的に仕様が変更されたり、リリースされないこともある点に注意してください。