Android 版の Google マップ アプリで、日常的に使用される「経路」ボタンと「現在地」ボタンのデザインが新しくなりました。
この変更は、アプリのバージョン 25.39 で広く展開されています。
経路 FAB の小型化と直感的なアイコンへの変更
今回のアップデートでは、主に2つのボタンのデザインが変更されました。
コンパクトになった経路ボタン
画面右下に表示される青い円形の「経路」フローティングアクションボタン (FAB) が、以前よりも少し小さくなりました。これにより、マップの表示領域がわずかに広がり、よりすっきりとした印象を与えます。
より分かりやすくなった現在地ボタン
現在地を示すボタンは、デザインとアイコンの両方が変更されました。形状は丸みを帯びた四角形になり、アイコンは状況に応じて次のように変わります。
- 現在地を表示している場合: 従来の青く塗りつぶされた矢印から、方角を示すコンパスのアイコンに変更されました。
- マップを動かしている場合: 従来の枠線のみの矢印から、マップ上で現在地を示す青い点と同じアイコンに変更されました。
特に後者の変更は、マップレイヤー上のアイコンと統一されたことで、機能が一貫し、より直感的に分かりやすくなっています。


その他の UI の変更点
上記に加えて、いくつかの細かいデザイン変更も行われています。
- レイヤーアイコン: マップの種類(航空写真、交通状況など)を切り替えるレイヤーアイコンには「+」のデザインが追加されましたが、円形の形状は維持されています。
- 施設情報内のボタン: 店舗などの施設情報を表示した際に見られるボタンも、円形から新しい現在地ボタンと同じ、丸みを帯びた四角形に変更されています。
アップデートの展開状況
これらの新しいボタンデザインは、Android 向け Google マップのバージョン 25.39 で広く利用可能になっています。現時点では、iOS 版アプリにはまだこの変更は適用されていません。
HelenTech の環境においても、Google マップアプリの安定版 (v25.39) で同様の変更が確認できています。ただし、ベータ版 (v25.40) では反映されておらず、展開のペースに違いがある可能性があります。
出典: 9to5Google