Google は、Google スライドと Google Vids の画像編集機能をアップグレードし、最新の画像編集モデル「Nano Banana」を導入したことを発表しました。
これにより画像編集の品質が向上するほか、ユーザーが独自の指示(プロンプト)で画像を編集できる新機能も追加されます。
最新モデル「Nano Banana」で品質向上
Google スライドと Vids には、Gemini アプリですでに利用可能となっている最新の画像編集モデル「Nano Banana」が導入されます。
このアップグレードにより、画像編集の品質が向上し、ユーザーは自身のアイデアをより簡単に、かつ高品質に視覚化できるようになります。
カスタムプロンプトで自由な画像編集が可能に
さらに今回のアップデートでは、ユーザーがカスタムプロンプトを使って画像を編集できるオプションが追加されました。
例えば、スライド上の製品画像を選択し、「この商品をニューヨークの地下鉄の駅に置いて」のようにサイドパネルの Gemini に指示するだけで、背景を変更した画像を生成できます。
この機能を利用するには、以下の手順で操作します。
- スライドまたは Vids ファイル内の画像を選択します。
- [画像を編集] をクリックします。
- カスタムプロンプトを入力し、[作成] をクリックします。
- 生成された出力をプレビューし、[画像と置き換える] または [挿入] を選択してスライドに追加します。

展開と利用可能なプラン
この機能は、即時リリースおよび計画的リリースドメインの両方で 2025 年 9 月 25 日から最大 3 日かけて完全に展開されます。
利用可能なプランについては、Google スライドと Vids で異なります。
Google スライドで利用可能
- Business Standard および Plus
- Enterprise Standard および Plus
- Google AI Pro for Education
- Google AI Pro および Ultra
- Gemini Business および Enterprise
Google Vids で利用可能
- Business Starter、Standard および Plus
- Enterprise Starter、Standard および Plus
- Education Plus および Teaching and Learning(2026 年 5 月までの期間限定)
- Google AI Pro for Education
- Essentials、Enterprise Essentials および Enterprise Essentials Plus
- Nonprofits
- Google AI Pro および Ultra
- Gemini Business、Gemini Enterprise
まとめ
今回、Google スライドと Google Vids では、最新の画像編集 AI モデル「Nano Banana」が導入され、品質の向上と編集のカスタムプロンプトに対応しました。
これにより、スライドや動画における画像の編集作業の効率が上がることが期待されます。