Google は 2025 年 9 月 23 日(現地時間)、ウェブ版の Google チャットにおいて、AI モデルの Gemini を活用して作成中のメッセージを推敲する新機能を発表しました。
Gemini がメッセージ作成をサポート
この新機能は、ユーザーが作成したメッセージの言葉遣いや文法、スペルなどを Gemini が分析し、より明瞭、簡潔、かつ正確な表現に修正する手助けをします。
特に、大人数が参加するスペースへの投稿や、組織内の上級職といった重要な相手へのメッセージを作成する場面で役立ちます。
また、第二言語でコミュニケーションを行うユーザーにとっては、表現の正確性を高めるための便利なツールとなります。
機能の利用方法
この機能は、対象プランのユーザーであればデフォルトで有効になります。利用方法は以下の2通りです。
- フォーマットツールバーから: メッセージ作成中に、フォーマットツールバーに表示される「Refine (推敲) 」アイコンを選択します。
- フローティングツールバーから: 推敲したいテキスト部分をハイライトすると表示されるフローティングツールバーから「Refine (推敲) 」を選択します。

なお、管理者は管理コンソールを通じて、Workspace サービスにおける Gemini 機能へのアクセスを管理することが可能です。
展開スケジュールと対象プラン
この機能の展開は、次のようなスケジュールとなっています。
- 即時リリースドメイン: 2025 年 9 月 23 日から段階的に展開されます。機能が全ユーザーに表示されるまで最大 15 日かかる場合があります。
- 計画的リリースドメイン: 2025 年 10 月 7 日から展開され、1 〜 3 日で全ユーザーが利用可能になります。
この機能は、以下の Google Workspace プランおよび Google AI プランで利用できます。
- Business Standard, Business Plus
- Enterprise Standard, Enterprise Plus
- Google AI Pro for Education
- Google AI Ultra for Business
- Frontline Plus
- Google AI Pro, Google AI Ultra
- Gemini Business / Enterprise
記事執筆時点では、HelenTech の管理する Google Workspace アカウントでは機能の展開を確認することができませんでした。
また、日本語のヘルプページはまだ公開されていません。